この記事では、「アマレス」と「プロレス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アマレス」とは?
「アマレス」とは、正確には「レスリング」と表現し、五輪競技にもなっているスポーツ種目です。
マットが敷かれた直径が9メートルのサークルの中が試合場になり、その中で1対1で戦う格闘技で、相手のバックをとる、マットに投げる、サークルより押し出すなどの攻撃によってポイントが入る得点制のシステムで行われます。
3分の2ラウンド制となっており、トータルのポイント差で勝敗が決しますが、仰向けにし、両肩を1秒以上マットに着けると、得点差に関係なく「フォール勝ち」となります。
また、途中で10点以上点数が開いた時にも「テクニカルフォール勝ち」になり、その時点で試合が終了します。
殴る、蹴る、絞め技は反則となり、故意だと判断されると、相手にポイントが入ってしまいます。
両者は赤、または青の「シングレット」と呼ばれるユニフォームの着用が義務付けられており、試合ごとにどちらになるか分からないので、出場選手は必ず両方を用意しておく必要があります。
「プロレス」とは?
「プロレス」は、スポーツとして行われる格闘技の1つです。
1対1、または2対2のタッグマッチという形式が多いですが、1対多数という「バトルロイヤル」形式の場合もあり、試合時間はその都度異なります。
先のように、色々なスタイルがありますが、共通のルールとして、ギブアップするか、仰向けの格好から両肩が3秒着く(レフェリーによって3カウントされる)と、その選手は負けとなります。
タッグマッチの場合は、どちらか1人が戦い、リングサイドでのタッチによっていつでも交代が可能ですが、出場している選手が負けになると、それはチームとしての敗北です。
その試合は、四角形で周りをロープで囲まれて、マットの敷かれた「リング」で行われます。
特にサイズに制限はなく、5. 5~6メートル四方のことが多いです。
選手は基本的にトランクスパンツだけの姿ですが、ロングパンツや全身に被り物をした姿で戦うこともあり、スポーツと言うより、むしろ「ショー」といった一面が強い競技です。
よって、各種の反則行為に対しても、レフェリーが遭えて見逃すような場合があり、それも見る側からは楽しみの1つとなっています。
「アマレス」と「プロレス」の違い
「アマレス」と「プロレス」の違いを、分かりやすく解説します。
「アマレス」は、きちんとしたスポーツ競技で、「プロレス」に対比してそのように呼ばれていますが、正確には「レスリング」と言います。
「プロレス」は、半分はショーだと考えて見るもので、一方的な試合はほとんどなく、両者とも見せ場を作った上で勝敗が決まるというパターンがほとんどです。
まとめ
「アマレス」と「プロレス」は、このように違います。
これらは全く別の競技で、「プロレス」は、ショーとして行われる「興行」だと考えていいでしょう。