「多分」と「おそらく」の違いとは?分かりやすく解釈

「多分」と「おそらく」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「多分」「おそらく」の違いを分かりやすく説明していきます。

「多分」とは?

「多分」とは?

「多分」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「多分」「たぶん」と読みます。

「多分」「数量や金額が多いこと」という意味があります。

例えばチャリティーイベントで、たくさん寄付をもらった時、主催者が「多分の寄付を預かり、本当にありがとうございました」などということがあります。

次に「多分」には、「かなりの程度である様子」という意味があります。

「多分に」というフレーズで使います。

彼の頑固さはかなりのものだと言いたいとき、「彼は頑固な傾向が多分にある」などと表現することができます。

さらに、「多分」には、「たいてい」という意味があります。

雨雲があり、たいてい雨が降るだろうと感じたとき、「多分、雨が降るだろう」と言うことができます。

また、経験などで、たいてい成功するだろうと思える時、「多分成功する」と言うことができます。

「おそらく」と対応するのは、最後の「たいてい」の意味になります。

「おそらく」とは?

「おそらく」とは?

「おそらく」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「おそらく」「恐らく」と漢字表記します。

「おそらく」「きっと」という意味があり、確度の高い推量を示す言葉になります。

例えば、雪が降り始めたとき、きっと積もると感じたとき、「おそらく雪が積もるだろう」などと言うことができます。

また、何か質問をされて答えたとき、きっと正解だと思った時、「この答えは、おそらく正解だよ」などと言うことができます。

さらに、勉強を生徒に教えている時、きっと話を聞いていないなと感じたとき、「生徒たちはおそらく話を聞いていない」と言うことができます。

このように、確度の高い推量を示すとき、「おそらく」という言葉を使ってみましょう。

「多分」と「おそらく」の違い

「多分」と「おそらく」の違い

「多分」「おそらく」の違いを、分かりやすく解説します。

「多分」には、「たいてい」という意味があります。

「おそらく」には、「きっと」という意味があります。

どちらも、何かについて推量する言葉になり、さらに推量が当たる可能性が高い時に使う言葉になります。

そして「多分」「おそらく」は、同じ意味を持つ、同義語と考えることができます。

ただし、「多分」は日常的に使う言葉で、友達や家族など、親しい人に使う言葉なのに対して、「恐らく」は、ビジネスシーンでも使える、丁寧な言葉遣いになります。

そのため、「明日はきっと雨だろう」と思った時、家族には「明日は多分雨だよ」と言い、ビジネスシーンでは、「明日は恐らく雨でしょう」と言うように、使い分けてみてはいかがでしょうか。

まとめ

まとめ

「多分」「おそらく」の違いについて見てきました。

同じ意味を持つ言葉ですが、相手に与える印象が違う言葉になります。

シーンや使う相手に応じて、「多分」「おそらく」を使い分けてみてはいかがでしょうか。