この記事では、「一大事」と「大事」の違いを分かりやすく説明していきます。
似た印象の2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「一大事」とは?
「一大事」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「一大事」は「いちだいじ」と読みます。
「一大事」は、「放置できない重大な出来事。
容易ではない事態」という意味があります。
何か放置できないような重大な出来事が起こった場合、「一大事」という言葉を使うことができます。
例えば、家族の誰かが結婚する場合は、重大な出来事ではないでしょうか。
このような場合は「家族が結婚するという家の一大事が起こった」などという文章を作ることができます。
また、街の道路に突然穴が開いてしまったら、街にとって放置できない重大な事態と言えるのではないでしょうか。
このような場合は、「道路に穴が開くという一大事が起こり、大騒ぎになる」などという文章にできます。
さらに、絶対に失敗できないような仕事を任された場合は、「もしも失敗したら一大事だぞ」などと重圧をかけられることがあるかもしれません。
「大事」とは?
「大事」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「大事」は「だいじ」と読みます。
「大事」は、「重大な事柄。
容易でない事件」という意味があります。
例えば、国にとって重大な事件が起こった場合は、「国家の大事」などと呼ぶことができます。
次に「大事」には「大がかりな仕事。
大規模な計画」という意味があります。
この場合「大事をなす」という定型句があり、例えば、社運を賭けたような大掛かりな仕事に取り組む場合は、「会社として大事をなす」などという文章にできます。
さらに「大事」には「大変な結果。
非常に心配な事態」という意味があります。
例えば、事故を起こした人が、命にかかわるような症状にはならなかった場合、「大事に至らないで済んだ」など表現することができます。
「一大事」と「大事」の違い
「一大事」と「大事」の違いを、分かりやすく解説します。
「一大事」は、「放置できない重大な出来事。
容易ではない事態」という意味があります。
一方で「大事」には、「重大な事柄。
容易でない事件」という意味があります。
この意味で「一大事」と「大事」は同じ意味がある同義語と言うことができます。
ただし、「大事」には他にも、「大がかりな仕事。
大規模な計画」という意味や「大変な結果。
非常に心配な事態」という意味があります。
このように、「一大事」と「大事」には「重要な出来事。
放置できない事態」という共通する意味がありますが、「大事」には、他にもいくつかの意味があることを知っておきましょう。
まとめ
「一大事」と「大事」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、共通の意味がありますが、「大事」には異なる意味も含まれています。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。