「破裂」と「炸裂」の違いとは?分かりやすく解釈

「破裂」と「炸裂」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「破裂」「炸裂」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「破裂」とは?

「破裂」とは?

「破裂」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「破裂」「はれつ」と読みます。

「破裂」「内部からの圧力などによって、勢いよく割れさけること」という意味があります。

例えば、水道管が割れさけるとき、水道管の中が詰まるなどして、内部から1か所に、強い圧力がかかります。

そのため、「水道管がつまり、破裂する」などという文章を作ることができます。

また、銃弾などが近くの壁などに当たり、勢いよく割れさけるような場合、「銃弾が付近で炸裂し、轟音を響かせる」などと表現することができます。

次に「破裂」には「意見がまとまらず、交渉などが物別れになること」という意味があります。

そのため、ある会議で参加者の意見がまとまらずに、物別れに終わってしまった場合は「会議が破裂して、物別れに終わってしまう」などという文章を作ることができます。

「炸裂」とは?

「炸裂」とは?

「炸裂」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「炸裂」「さくれつ」と読みます。

「炸裂」「着弾した砲弾などが、激しく爆発すること」という意味があります。

例えば、戦争の場面で、お互いが砲弾を打ち合い、空中や地面で砲弾が激しく爆発するとき、「そこら中で、砲弾がさく裂している」などという文章を作ることができます。

また、砲弾が爆発するときの激しい爆発音は、「砲弾の炸裂音」などと言うことができます。

また、実際には爆発はしないものの、比喩として「炸裂」を使うことがあります。

例えばボクシングの試合で、渾身の右ストレートが相手に当たるような場面では、「右ストレートが炸裂し、相手がもんどりうって倒れる」などという文章にすることができます。

同じように、野球の場面でも、相手が意気消沈するような大きなホームランが飛び出すとき、「とどめのホームランが夜空に炸裂した」などと表現することができます。

「破裂」と「炸裂」の違い

「破裂」と「炸裂」の違い

「破裂」「炸裂」の違いを、分かりやすく解説します。

「破裂」「内部からの圧力などによって、勢いよく割れさけること」という意味があります。

一方で「炸裂」は、「着弾した砲弾などが、激しく爆発すること」という意味があります。

このように「破裂」は、内部から圧力があり、勢いよく割れさける様子を意味にするのに対して、「炸裂」は、外部から飛んでくる砲弾などが爆発するという違いがあります。

内部から爆発するような場面では「破裂」を使い、外部からの攻撃などにより、爆発するような場面では「炸裂」を使うようにしましょう。

まとめ

まとめ

「破裂」「炸裂」の違いについて見てきました。

2つの言葉は、似た印象がありますが、まるで違う意味があることが分かりました。

2つの言葉の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。