この記事では、「道具」と「用具」の違いを分かりやすく説明していきます。
「道具」とは?
物を作ったり、何かをしたりするために使用するもの。
他の目的にための利用される物や人です。
物を作ったり、何かをしたりするために使用するものという意味では、手で扱えるものを指すことが一般的です。
工場にあるような大きな器具ではありません。
身近なところに、この言葉が指すものはたくさんあります。
料理をするときのことでいうと、食材を煮たり焼いたりするための鍋やフライパン、鍋などの中のものをかきまわすための菜箸、おたま、フライ返し、泡立てるために使う泡立て器などがあります。
掃除をするときのことでいうと、拭き掃除をするための雑巾、雑巾を濡らしたり洗ったりするためのバケツ、床を掃くためのホウキ、ゴミを吸い取るための掃除機などがあります。
これらはどれも手で扱えるものです。
何かに利用されるものや人という意味では「利益のための道具」などといったりします。
利益を得るという目的のために、うまく使われています。
「道具」の使い方
何かを作ったり、何かをしたりするために使うものを指して使用する言葉です。
手で扱えるものを指す場合が一般的です。
「用具」とは?
何かをするために使うものです。
鉛筆、シャープペンシル、筆、ボールペンなどは、ものを書くために使うものです。
消しゴムは文字を消すため、定規は線をまっすぐに引くためのものです。
雑巾は拭き掃除をするためのもの、ホウキは床のゴミを掃くためのもの、チリトリは集めたゴミをとるためのものです。
これらは、何かをするために使われています。
この言葉は手で扱えるものを指すことが一般的です。
鉛筆も、消しゴムも、雑巾も手で扱うことができます。
工場にあるような大きな機械ではありません。
「用具」の使い方
何かをするために使うものを指して使用します。
手で扱えるものを指すことが一般的です。
特に目的がはっきりしている場合に使われています。
たとえば「スキー用具」「釣り用具」などです。
「道具」と「用具」の違い
どちらの言葉も何かをするために使うものという意味を持っており、ほぼ同じ意味です。
「用具」は運動や学習に使うものを指すことが多くあります。
スパイクやバットなどは「用具」とはいいますが、「道具」とはあまりいいません。
何かを作るために使うものは「道具」といいます。
料理を作るために使う、フライパン、菜箸、泡立て器などは「道具」といい、「用具」とはあまりいいません。
また、「道具」は何かに利用されるためのものや人という意味もあります。
「道具」の例文
・『必要な道具をそろえる』
・『道具の手入れをする』
・『新し道具を購入する』
・『掃除に使う道具』
「用具」の例文
・『運動用具』
・『用具の点検をする』
・『筆記用具』
・『福祉用具』
まとめ
2つの言葉は同じような意味で使われています。
何かをするために使うものです。
どちらも手で扱えるようなものを指しています。