この記事では、「目」と「眼」の違いを分かりやすく説明していきます。
「目」とは?
「目」は、人間などの生物が視覚を得る為の器官です。
体の表面に付いており、人間には2つありますが、生物によってはもっと多いこともあり、例えば、セミやカマキリには5つの「目」が存在します。
また、「えらい目に遭った」などとも使うこともでき、この場合には「事柄」と解釈することができます。
そして、「特定のポイント」という意味にもなる言葉で、「その目に糸を通して~」といったような使い方がそれに当たります。
「眼」とは?
こちらの「眼」も、先の「目」と同様に、視覚を得る為の器官のことです。
つまり、解釈としては「目」と一緒だと考えて構いませんが、こちらで表現すると、よりそれが強調されると考えていいでしょう。
厳密には、光を感じる為の器官と表現するのが正しい解釈になり、その光の感じ方によって視覚として認識されます。
生物の中にははっきりとした視覚がなく、暗い、明るいとしか感じることができなかったり、色の判別ができない種類もあります。
その為、同じ光景を見たとしても、人間とは見え方が異なっていることが少なくありません。
「目」と「眼」の違い
「目」と「眼」の違いを、分かりやすく解説します。
視覚を得る器官として使う場合には、どちらも一緒の意味になり、「眼」の方がそれだと分かる強調された言葉になります。
例えば、「眼」の専門医が「眼科医」と呼ばれるのがそのいい例だと考えてください。
「目」は、前述のようなその他の使い方もできますが、「眼」の方は、それ以外には使えないという違いがあります。
尚、人間のように「眼」が2つの生物は「単眼」と表現され、それより多い場合には「複眼」と使います。
まとめ
「目」と「眼」は、このような違いになる言葉です。
「目」は、「眼」という意味以外にも色々な使い方ができる点を覚えておきましょう。