この記事では、「明るい」と「眩しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「明るい」とは?
「明るい」の主な意味は5つあります。
1つめは、太陽や電球などの光線が十分にあり、物がよく見える状態です。
人間が物を「見えた」と認識できるのは光があるからです。
物質に当たった光が目に入り、その刺激が脳に伝えられ、脳が処理することで物を見ることができます。
光の量が十分にあるとよく見えます。
その状態がこの言葉が意味するものです。
2つめは、将来などに明るい見通しや喜びが持てる状態です。
ある人は、有名な大学に入りました。
この大学に入った人は、大手企業に就職できるといわれています。
大手企業に就職できれば、よい収入を得ることが期待できます。
「将来は明るい」といえます。
3つめは、性格・表情・雰囲気などが晴れ晴れとしているです。
気持ちが沈んでいるのとは反対の状態を意味します。
4つめは、良心に恥じることなく正しく、人に触れられたくない事情がないことです。
5つめは、色が鮮やかで澄んでいることです。
ピンクといってもパステルカラーのようなもの、透明感のあるもの、グレーがっているものなど、いろいろとあります。
この言葉が指すものは、パステルカラーや透明感のあるような色です。
「明るい」の使い方
光が十分にあってよく見えることという意味では、人間の視覚について使います。
表情や雰囲気などが晴れ晴れしていることという意味では、人間について使用をします。
「眩しい」とは?
「眩しい」には2つの意味があります。
ひとつは、太陽や電球の光線が強すぎて正しく向き合ってみることができないです。
人間が物を見るためには光が必要ですが、光が強すぎると目を開けていられなくなります。
そのような状態を意味します。
たとえば、真夏の太陽がギラギラ照り付けているときが、これにあたります。
もう一つは、正しく向き合ってみることがためらわれるほど美しいです。
笑顔がすごく素敵な人がいたとします。
自分にはとうていあのような笑顔は無理だという美しさです。
あまりにも美しくてまともに見ることができません。
その状態を意味します。
「眩しい」の使い方
光が強すぎて正しく向き合ってみることができない、という意味で使うことが多いです。
「明るい」と「眩しい」の違い
視覚に関係する点が似ていますが、意味合いが異なります。
「明るい」はよく見える状態です。
目を開けていることができます。
「眩しい」は光が強すぎて目を開けていることが難しい状態です。
「明るい」の例文
・『室内が明るい』
・『この照明は明るい』
・『今日の外は明るい』
・『明るい色で身を包む』
「眩しい」の例文
・『太陽の日差しが眩しい』
・『雪に光が反射して眩しい』
・『眩しいくらいに美しい』
・『眩しくて目を開けられない』
まとめ
人間の視覚に関係する点が似ている2つの言葉ですが、意味合いが異なります。