この記事では、「世帯」と「生計」の違いを分かりやすく説明していきます。
「世帯」とは?
「世帯」とは、住む家や生活などが同じ者の集まりを言います。
血縁関係がない人を含む場合、一人の場合など内容、人数は様々です。
一般的には一家を構えて、独立した生活をしている一家族のことを言います。
その中心となる人が「世帯主」となります。
また同じ屋根の下であっても「世帯が違う」という場合もあります。
これは生活費が同じではなくそれぞれが払っていて、暮らし自体は別ということになります。
つまり6人家族といっても一つの世帯ではなく、2人家族と4人家族で、2世帯ということもあるわけです。
「生計」とは?
「生計」とは、生活をしていく為の方法(職業)、手段、暮らしといった意味になります。
「彼はどうやって生計を立てている?」というのはどういう仕事をしているのか、どういう手段でお金を得ているのか、という意味になります。
また「生計費」という言葉もありますが、これは生活を維持する為に必要な金額のことで、生活費と同じ意味となります。
「父は仕事が続かず、母が一人で働いて生計を立てていた」「私はこの仕事で生計を立てていきたい」などと使います。
「世帯」と「生計」の違い!
「世帯」と「生計」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は、それぞれ別の意味を持っていますので混同しないように正しく使い分けてください。
まず「世帯」ですが、これは住居、生活費を同じくしている者の集団のことで一般的には家族のことを言います。
ですが、親族ではない者、一人の場合なども「世帯」と言う場合もありますので「血縁関係のある家族の集団」という覚え方はしないようにしてください。
一方の「生計」ですが、これは生活をしていく上での方法、手段、暮らしといった意味で簡単に覚えるならば「生活」となります。
「どうやって生計を立てていくつもりだ」と言うのはどうやって生活費を稼ぎ、生活していくつもりだという意味合いになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「世帯」と「生計」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
「世帯は住居、生活費を同じくする者の集団」「生計は生活していく為の方法、手段、暮らし」という意味になります。
まったく違う意味となりますので、それぞれ正しく覚えておきましょう。