「盛り上がる」と「舞い上がる」という言葉の意味と、違いをわかりやすく解説します。
では見ていきましょう。
「盛り上がる」とは?
「盛り上がる」とは、盛ったように高くなるという意味で、物事の勢いがだんだん高まってくる時に使う言葉です。
例えば、興奮が高まり、最高潮に達することなどを「彼らのコンサートは毎回盛り上がる」「彼の余興は盛り上がるので、宴会には欠かせない」などと表現します。
「舞い上がる」とは?
「舞い上がる」とは、何か物が舞うように上がることを言います。
そこから、浮かれて騒いだり、嬉しくて調子が上がったりする意味もあります。
またすっかり慌ててしまい、平常心でなくなることにもよく使います。
「大勢の前で、私は舞い上がってしまった」「彼は褒められると舞い上がるタイプだ」「埃が舞い上がる」などと使います。
「舞い上がる」という言葉は自分に対して使うこともできますし、他人の様子を見て使うこともできます。
他人に対して使う場合は、使い方によっては悪口や皮肉のような印象を与えてしまうこともありますので注意も必要でしょう。
「盛り上がる」と「舞い上がる」の違い!
「盛り上がる」と「舞い上がる」のそれぞれの意味や使い方などを説明しました。
似たような言葉でありますが、意味はまったく違うことがおわかりいただけたでしょうか。
「盛り上がる」とは、物事に対して、興奮したり、熱狂したりして、最高潮になるといった時に使う言葉に対し、「舞い上がる」とは気持ちが良くも悪くも動転して、いつもとは違う状態になる時に使うのです。
いい調子になるといった意味では「盛り上がる」も「舞い上がる」も使うことがあります。
しかし、調子に乗る、慌ててしまうといった意味の時は「舞い上がる」を使い、「盛り上がる」は使わないということが違いと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
似たような言葉の「盛り上がる」と「舞い上がる」のそれぞれの意味と、違いが理解できたのではないでしょうか。
言葉の意味を理解し、使い分けていきましょう。