この記事では、「極楽」と「天国」の違いを分かりやすく説明していきます。
「極楽」とは?
「極楽」の意味と概要について紹介します。
「極楽」の意味
「極楽」は「ごくらく」と読みます。
意味は「阿弥陀如来がおられる場所で、仏教徒が亡くなり、悟りを開いた時に行ける場所のこと」です。
「極楽」の概要
「極楽」は「極楽浄土」を略した言葉で、阿弥陀如来が住んでいる場所です。
基本的に阿弥陀如来を信仰している仏教徒が、悟りを開くことで亡くなった後に行ける場所のことを言います。
「極楽」は、黄金の大地でできていて、宝石がちりばめられた木々があります。
天からは音楽が流れ、池の水は清らかで、蓮華の花が咲き誇っています。
「極楽」に住めば、一切のストレスや苦痛を感じずに、毎日ゆったりと暮らせると言われています。
「極楽」へ行くには、人としての徳を積み、修業を積んで悟りを開かなければならず、生きているうちから日々精進する必要があります。
「天国」とは?
「天国」の意味と概要について紹介します。
「天国」の意味
「天国」とは、「天の神がおられる場所で、キリスト教徒が亡くなった時に、善人のみが行ける場所のこと」です。
「天国」の概要
「天国」は、「天の国」という意味であり、天の神が住んでいる場所です。
キリスト教徒が亡くなった時に、生きているうちに善行を積んだ者が行ける場所のことを言います。
「天国」には花が咲き乱れ、みたこともない様な美味しい果実のなる木があり、終わることのな穏やかで楽しい日々が送れると言われています。
「天国」に行くには、生きているうちから神の教えを守り、善い行いを積まなければなりません。
「極楽」と「天国」の違い!
「極楽」は「仏教徒が亡くなった後、悟りを開いた者が行ける場所」です。
「天国」は「キリスト教徒が亡くなった後、善行を積んだ者が行ける場所」です。
まとめ
今回は「極楽」と「天国」の違いをお伝えしました。
「極楽は仏教徒が行くところ」、「天国はキリスト教徒が行くところ」と覚えておきましょう。