「共有」と「共通」の違いを分かりやすく解釈

「共有」と「共通」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「共有」「共通」の違いを分かりやすく説明していきます。

「共有」とは?

「共有」とは、複数の人、もしくは複数の団体が「一つの物」を共同で所有することを言います。

例えば「情報を共有する」という言い回しをすることがありますが、これは知っていることなどを隠さず、お互いに出し合うことを言います。

また「共有」に対して反対語は「専有」という言葉になります。

こちらも併せて覚えておくようにしましょう。

「これは兄と共有しているパソコンだ」「母と共有しているアクセサリー」「誰か一人しか知らないということがないように、情報はみんなで共有していくようにしたい」などと、使います。

「共通」とは?

「共通」とは、二つ以上のものの、どれにも当てはまること、通用することを言います。

「小林君は、僕と兄の共通の友人である」「甘やかされた人に共通した性格」「最近の事件にはある共通点があります」などと、使います。

「共有」と「共通」の違い!

「共有」「共通」の違いを、分かりやすく解説します。

この二つの言葉はまったく違う意味ですので、混同しないように気をつけてください。

まず「共有」とは、複数の人、もしくは団体が「一つの物」を共同で持つことを言います。

一方の「共通」とは、二つ以上のものが、どれにも当てはまる、通用するという意味になります。

覚え方としては「共有」「共同で所有」とすればわかりやすくなります。

「共有財産」とは複数の人、団体が共同で持つ財産のことで、夫婦の場合は結婚して一緒に作った財産は「共有財産」となり、離婚の際など独り占めすることはできません。

そして「共通」「共に通じる」と覚えるようにしましょう。

例えば「彼と僕は野球をしていたという共通点がある」「あの二人に共通して言えるのは頑固ということだ」などと、二人の人間のどちらにも当てはまることという意味で使います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「共有」「共通」二つの言葉の意味と違いを説明しました。

それぞれの漢字を見れば大体の意味がわかりますので、しっかり覚えて使い分けるようにしてください。