この記事では、「居空き」と「忍び込み」の違いを分かりやすく説明していきます。
「居空き」とは?
「居空き」とは、「いあき」と読みます。
この言葉の「空き」とは「空き巣」の略となります。
つまり住んでいる人が家の中にいるのに忍び込み、盗みを働くことを言います。
例えば住人が2階で寝ている時に、1階で盗みをするといった場合は「居空き」ということになります。
「昼間に居空きが立て続くとは、このあたりも物騒になったものだ」「空き巣も怖いけど、居空きはもっと怖い」などと使います。
「忍び込み」とは?
「忍び込み」とは、人に気づかれぬように、こっそりと入り込んでいることを言います。
「窓から忍び込み、玄関のカギを内側から開けた」「庭に忍び込み、盗聴器を仕掛ける作戦だ」などと使います。
「居空き」と「忍び込み」の違い!
「居空き」と「忍び込み」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも人に見つからないように入るという点では同じ意味となります。
ですが、違いがありますので、それを見ていきましょう。
まず「居空き」ですが、これは住人がいるのに、家の中にこっそり入り盗みをすることを言います。
つまりこの言葉自体、犯罪行為を表しているのです。
いい意味はまったくありません。
一方の「忍び込み」ですが、これは言葉の意味としては人に気づかれないようにこっそり入ることです。
つまり「忍び込み」だけではいいことなのか、悪いことなのか判断はつきません。
その後にくる言葉で意味合いが変わるからです。
例えば「部屋に忍び込み、プレゼントを隠しておいた」という場合はサプライズを仕掛けているだけです。
ですが「忍び込み、お金を盗んだ」「忍び込み、探し物をした」などとなりますと、悪い意味合いとなります。
まとめますと「居空きは、住人がいるのに入り込み、盗みをする」「忍び込みは、気づかれぬようこっそり入ること」となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「居空き」と「忍び込み」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使い分けてください。