この記事では、「欧米」と「欧州」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「欧米」とは?
「欧米」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「欧米」は「おうべい」と読みます。
「欧米」は「欧州と米国」という意味があります。
「欧州」は「ヨーロッパ」のことを意味し、「米国」は「アメリカ合衆国」のことを意味します。
なぜ「アメリカ合衆国」のことを「米国」というかといえば、かつて「アメリカ」を「亜米利加(あめりか)」と漢字表記したためです。
「米国」は、北アメリカ大陸の中央部に48州、さらにアラスカとハワイを加えた50州と、首都地区である「コロンビア特別区」からなる連邦共和国で、首都はワシントンになります。
このように「欧米」は、ヨーロッパを意味する「欧州」と、アメリカ合衆国を意味する「米国」を総称した言葉になります。
「欧米」には先進国が多く、もともと「米国」は、「欧州」からの移民によって作られたという経緯があるため、このように、ヨーロッパとアメリカ合衆国を、ひと固まりで称されることが少なくありません。
「欧米に憧れる日本人」、「欧米に追い付き追い越そうとするアジア諸国」などという文章を作ることができます。
「欧州」とは?
「欧州」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「欧州」は「おうしゅう」と読みます。
「欧州」は「ヨーロッパ」を意味します。
ちなみになぜ、「欧州」を「ヨーロッパ」というかといえば、かつて「ヨーロッパ」のことを、「欧羅巴州(よーろっぱしゅう)」と漢字表記したためです。
「欧州」は、六大州の一つで、ユーラシア大陸の西部に突き出した大きな半島と、その付属島からできているエリアを意味します。
東はウラル山脈やアラル海、カスピ海などによって、アジアと区別されて、南は地中海により、アフリカと分けられています。
「欧州」と呼ばれるエリアには、イギリスやフランス、ドイツやイタリア、ロシアなどの国があります。
工業国、先進国が多く、世界の政治や文化経済をリードする国が集まっていることなどから、「欧州」は世界的に見て進んだエリアとされています。
「欧米」と「欧州」の違い
「欧米」と「欧州」の違いを、分かりやすく解説します。
「欧米」は「欧州」と「米国」を意味するのに対して、「欧州」は「ヨーロッパ」のみを指す言葉になります。
そのため、「欧米」の中に「欧州」が含まれていて、「欧州」と「米国」を合わせたのを「欧米」と言い換えることもできます。
このように、「欧米」と「欧州」は、「米国」が意味するアメリカ合衆国が、入っているかいないかという違いがあります。
まとめ
「欧米」と「欧州」の違いについて見てきました。
2つの言葉には、アメリカ合衆国が入っているかどうかという違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。