「人口」と「人工」の違いとは?分かりやすく解釈

「人口」と「人工」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「人口」「人工」の違いを分かりやすく説明していきます。

「人口」とは?

「人口」とは?

ある人間集団(地球全体から始まり国や都道府県など)の総体を指す概念であり、またその集団を構成する人間の総数を指す統計上の概念という意味で、市区町村の広報において毎月増減と総数が公開されています。

レジャーやスポーツを楽しむ人の総数も計上する意味合いがあり、登山人口、野球人口などと言った使い方もあります。

学校のクラスは人数と表記され、クラス人口とは言いませんがこちらはあらかじめ定められている数であり、大幅な増減は基本的にないという理由もあります。

人口が減る現象は子育てを難しくさせる社会システムの問題が指摘されており、人口が減るということは基本的に少子高齢化とつながっています。

「人工」とは?

「人工」とは?

人工と読む場合、人の手が加わったもので、自然・天然の対義語となっています。

人工の機械などという言い方はせず、人工の島、人工の毛髪、人工のダイヤモンドなど、もともと自然に存在しているものを人の手で作ったものをさして人工と言います。

人工は機械によって作り出されるという意味合いも含まれていますが、動物によって作られるものは人工には含まれません。

養殖はニュアンスの近い言葉ですが、マグロからマグロが生み出されるように人工とは言えません。

人工イクラは海藻から取られた主成分にβカロテン等で着色した油が入れられるなど、明らかに人の手によって作られている点で養殖と人工の違いがわかるでしょう。

クローンなどではない人工生命は倫理的な問題と技術的な問題の両面で作り出せてはいません。

人工的という言葉の意味は自然界に存在する物の類似物を人間がつくり出すさまとなっており、より人工の意味が強調された言葉となっています。

「人口」と「人工」の違い

「人口」と「人工」の違い

「人口」「人工」の違いを、分かりやすく解説します。

ともに「じんこう」と読む言葉ですが、人口は人の数という意味合いの言葉で、地球全体から町など小さい範囲まで様々な区分による人口を割り出すことが出来ます。

構成されるのは現在生存している人間のみです。

人工は自然の対義語となる言葉で、自然にあるものに似せたものを人の手で作ったものと言う意味があり、人口と人工という言葉は、業種としての「人工」が関わるものを除いて一つの文章で収まることはまずありません。

人工のものは大きなものでは島、小さなものでは人工細胞が挙げられます。

人工衛星は衛星のような動きをする人工物という意味合いがあり、星のような大きさを持ったものはありません。

まとめ

まとめ

「人口」「人工」は発音が同じ言葉で字面も近いものがありますが、意味がかけ離れており、同一の文章内で使うことはまず無いものとなっています。

人工は技術などと組み合わせた言葉がありますが、人口につきものの増減という言葉は組み合わせられません。

人工はゴルフ人工、女性の人口など非常に広く区分することが可能です。