この記事では、「童話」と「昔話」のの違いを分かりやすく説明していきます。
「童話」とは?
「童話」の意味と概要について紹介します。
意味
「童話」は「どうわ」と読み、「子供の為に作られた創作話」という意味です。
昔から語り伝えられてきたおとぎ話や伝説、神話などを元に、作者が子供向けとして創作した物語のことです。
概要
「童話」は、子供向けの話のうち、明治時代以降に発表されたもののことを言います。
代表的なものが「グリム童話」で、グリム兄弟が昔話を元に、手を加えて創作した作品です。
昔話の性質を多く持っていて、子供向けにアレンジされ、起承転結がはっきりしています。
「昔話」とは?
「昔話」の意味と概要について紹介します。
意味
「昔話」は、「昔の出来事や経験などを話すこと」「子供に語って聞かせる、空想的な内容の物語」という意味です。
多くの場合後者の意味で、「むかしむかし」で始まり、口頭で話す物語の事を言います。
概要
「昔話」は、時代や場所、人物などが不特定で「むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんがいました」と、情景描写などなしに始まり、「どっとはらい」など地方の言葉で締めくくります。
口頭で伝える為にシンプルなものが多いのですが、地方により細かい部分やオチが違ったり、理不尽な内容のものもあります。
「童話」と「昔話」の違い!
「童話」は、創作物語で作者がいます。
「昔話」は、昔から語り継がれてきた話で作者不明です。
まとめ
「童話」と「昔話」の違いは、「作者がいるかいないか」という点です。
違いが分からない時には原作者を確認してみましょう。