「観覧」と「参観」の違いとは?分かりやすく解釈

「観覧」と「参観」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「観覧」「参観」の違いを分かりやすく説明していきます。

「観覧」とは?

「観覧」とは?

人々が見るために整えれているものを、その場所に行って見ることです。

芝居、観光名所、展示品、試合などについていいます。

ある美術館で企画展示が行われていました。

その企画展示をどうしても見たいと思い、美術館に足を運んで、実際にそれを見てみました。

企画展示は、人々が見るために用意されているものです。

どういった展示をするのかを考えたり、さまざまな美術館から作品を借りたりしています。

そして、人が見て楽しめるように作られています。

このような見るために整えられているものを、その場所に行って見ることを意味する言葉です。

見るためのものが、自宅から遠い場合もあるでしょう。

遠い場所に出かけるには、交通費や時間がかかり大変です。

それでも見に行こうと思う理由は人それぞれですが、この言葉が意味するのは主に楽しみのために見るものです。

芝居を見て楽しいことでしょう。

試合を見て楽しいことでしょう。

勉強のためというよりも、楽しむために見る場合が多いです。

「観覧」の使い方

ある場所に出かけに行って、何かを見ることを指して使用します。

芝居、試合、展示品、観光名所などについて使うことが多いです。

「参観」とは?

「参観」とは?

その場所に行って見ることです。

その場所とはどこなのか、この言葉の意味には含まれていません。

また、なぜそこに行って見るのかも意味に含まれていません。

「授業参観」というものがあります。

これは、親が子供の通っている学校に行って、そこで授業の様子を見るものです。

親がわざわざ学校に出かけています。

そして、そこで行われるものを見ています。

「ロケット発射の参観」といったこともあります。

これは、ロケットが発射される場所まで行って見ることです。

人々が見るために整えられているものではなく、また楽しみのために見せているものでもありません。

つまり、「参観」は楽しみのために見るという意味は含まれていないのです。

「参観」の使い方

その場所に行って見ることを指して使用します。

その場所はどこなのか意味に含まれていないので、さまざまな場所についていうことができます。

「観覧」と「参観」の違い

「観覧」と「参観」の違い

何かを見るという意味が似ている2つの言葉ですが、同じことではありません。

前者は、主に芝居、試合、展示品などを見ることをいいます。

それらを見るために出かけます。

後者は、その場所に行って見ることです。

何を見るのか意味に含まれていませんが、特に授業を見ることに使われています。

「観覧」の例文

「観覧」の例文

・『観覧車に乗る』
・『公演を観覧する』
・『観覧をするのでおめかしする』
・『観覧には料金がかかります』

「参観」の例文

「参観」の例文

・『授業参観に出かける』
・『参観日はいつだったかな』
・『参観日のお知らせの手紙』
・『参観することは可能ですか』

まとめ

まとめ

見るという意味が似ていますが、何を見るのか、どういった目的で見るのかという点に違いがあります。