「御骨」と「遺骨」の違いとは?分かりやすく解釈

「御骨」と「遺骨」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「御骨」「遺骨」の違いを分かりやすく説明していきます。

「御骨」とは?

「御骨」とは?

「御骨」(おこつ)とは、人間の骨のことを表現する言葉です。

ペットが家族同然だという人になると、そのペットの骨という意味で使う場合もありますが、一般的には人間のそれと考えていいでしょう。

「御」と付けているように、亡くなった人に対して敬意を払っている表現になり、「ご先祖様の御骨が納まっている」「歴史上の偉人の御骨だと言われている」といったような使われ方になります。

「遺骨」とは?

「遺骨」とは?

「遺骨」(いこつ)とは、亡くなった人の骨のことです。

亡くなってから少し後になる場合には、こちらがよく用いられます。

ペットなど人間以外の骨に使われることもあり、基本的に先の「御骨」と同じ意味になります。

よって、どちらを使っても構わず、この「遺骨」としても、それなりに敬意が払われていると考えてください。

死亡したことに特に敬意を払う必要のない生物類の骨は、このような言葉では表現しません。

「御骨」と「遺骨」の違い

「御骨」と「遺骨」の違い

「御骨」「遺骨」の違いを、分かりやすく解説します。

これらは同じ意味だと解釈して構いません。

どちらも死者に少なからず敬意が払われている言葉になり、主に人間の骨に対して用いられる言葉です。

更に丁寧にする為に、「御遺骨」(ごいこつ)と、この2つの言葉を一緒にして使うこともありますが、それほどの丁寧さが必要になる葬儀社の人が使うような言葉になり、一般にはあまり用いられません。

これらの言葉が使われない例としては、野生動物や食品となる魚の骨などがそれで、魚の「御骨」「遺骨」といった使い方はまずしません。

まとめ

まとめ

「御骨」「遺骨」は、このような言葉です。

意味に特に違いはありませんが、「遺骨」は、亡くなってから比較的時間が経った後に使われることが多く、「御骨」の方が、多少敬意がより払われているという細かな違いがあります。