「荒唐無稽」と「支離滅裂」の違いとは?分かりやすく解釈

「荒唐無稽」と「支離滅裂」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「荒唐無稽」「支離滅裂」の違いを分かりやすく説明していきます。

「荒唐無稽」とは?

「荒唐無稽」とは?

「荒唐無稽」(こうとうむけい)とは、全く現実性がない空論だという意味になります。

「そんな荒唐無稽な話は信じられない」などと用いられ、実現する(できる)訳がない、空想に過ぎないといった意味だと考えてください。

実現できない大きな話というニュアンスにもなる言葉で、「あいつは、いつも荒唐無稽なことばかり言っている」のように使われると、実現できる訳がない大きなことばかりとだ解釈していいでしょう。

「支離滅裂」とは?

「支離滅裂」とは?

「支離滅裂」(しつめつれつ)は、全く道理にかなっていないという意味になり、メチャクチャなことを指して使われます。

「言っていることが支離滅裂だ」と言えば、意味が通らないメチャクチャなことを言っていると表現しています。

「考えがまとまらず、支離滅裂になってしまった」と、自分がそのような状態だと使うこともできる言葉で、どう理解していいのか分からないような内容の場合に、この「支離滅裂」と表現されます。

「荒唐無稽」と「支離滅裂」の違い

「荒唐無稽」と「支離滅裂」の違い

「荒唐無稽」「支離滅裂」の違いを、分かりやすく解説します。

「荒唐無稽」は、「大言壮語」(たいげんそうご)が類義語になる言葉で、現実性に欠ける大きな内容という解釈になります。

「支離滅裂」の方は、全く意味が通らない、メチャクチャだという意味になり、「無理に詰め込み過ぎて、支離滅裂な説明になってしまった」といったような使われ方になります。

どちらも、「まともではない」という意味では一緒ですが、大きく出たといった表現になるのが「荒唐無稽」で、それでは全く意味を成していないのが「支離滅裂」です。

まとめ

まとめ

「荒唐無稽」「支離滅裂」は、このようの違い言葉です。

どちらも、言っていることや考えがそれだと使われた時には、少し考え直さないといけないでしょう。