この記事では、「行方不明者」と「失踪者」の違いを分かりやすく説明していきます。
「行方不明者」とは?
「行方不明者」とは、自ら身を隠してしまった場合、または事故や災害などが原因で行方が分からなくなってしまった人のことです。
その安否が不明だという意味にもなり、大きな震災が起こると、「まだ20人の行方不明者が居ます」などと用いられます。
明らかに自ら身を隠したということが分かる場合には、このようには使わず、下記の「失踪者」としますが、それかどうか分からない間は、この「行方不明者」と使って構いません。
「失踪者」とは?
この「失踪者」は、先のように、自らの意思で居なくなったと分かる時に使われます。
事故や災害が原因だと分かっている場合には、上の「行方不明者」と表現し、特にそのような原因ではないのに居なくなった時には、どちらでも表現できます。
日本では、それだと警察に届出が出ている数だけでも、毎年約9万人が「失踪者」となっています。
この場合には、震災などによる「行方不明者」も含んでおり、警察の管理する統計上では、特にそれらの区別は行われておらず、理由や原因に関わらず、安否が不明な居なくなった人のことになります。
「行方不明者」と「失踪者」の違い
「行方不明者」と「失踪者」の違いを、分かりやすく解説します。
これらの言葉は、共にどこに居るか分からず、安否も不明だという意味では一緒です。
違いを分かりやすく表現すると、消えるといったような書き置きと共に居なくなった場合には「失踪者」、そのようなものがなく、居なくなってしまった時には「失踪者」、または「行方不明者」と表現でき、明らかに事故や災害などが原因であれば、「行方不明者」と使うという具合です。
まとめ
「行方不明者」と「失踪者」は、このように異なります。
明らかに自ら消えたという場合以外には、「行方不明者」と使えば問題なく、実際にもそのように使われていることが多い言葉となっています。