この記事では、「センテンス」と「フレーズ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「センテンス」とは?
「センテンス」とは文や文章を意味する言葉です。
例えば上の一行は、「センテンス」の意味を簡潔に説明した「センテンス」と言えます。
言葉の集合体ではありますが、ただ言葉が並んでいるだけでなく、文字として書く場合は締めの記号まで含んだ文章こそが「センテンス」です。
そのため英語の場合は、大文字で書かれる1文字目からピリオドまでが一つの「センテンス」になります。
日本語でも文頭から文末、締めの句点までが一つの「センテンス」であることは同じです。
この記事も言ってしまえば「センテンス」を連ねることでできています。
どんな言語で書かれていて、どんな内容であったとしても、またたとえ文法がめちゃくちゃで正しくないとしても、それが文章として書かれているのであれば「センテンス」です。
「フレーズ」とは?
「フレーズ」とはいくつかの言葉が集まってできた表現、言い回しを指します。
例えば顔を真赤にして怒った、という表現と、怒髪天を衝く勢いの、と言う表現はどちらも非常に激しく怒っていることを意味する「フレーズ」です。
また慣用的に使われている言い回し、所謂ことわざも、古くから多くの人々の間で使われている伝統的で有名な「フレーズ」と言うことができます。
「フレーズ」の中には一つの文章として扱われるものもありますが、そう言った「フレーズ」は文章としては短いものになっている事がほとんどです。
「フレーズ」とは言い回しや、一言で表せるような文章を指しています。
「センテンス」と「フレーズ」の違い
「センテンス」と「フレーズ」の違いを、分かりやすく解説します。
「センテンス」は一つの文章全体を指す言葉であり、「フレーズ」は一つの言い回しを指す言葉です。
「センテンス」は複数の、あるいは一つの「フレーズと、文章の締めくくりに使われる記号で作られています。
「センテンス」には長い物もあれば短いものもありますが、「フレーズ」は言い回しでしかないので一息で言い切れるような文しかありません。
一つの「フレーズ」が一つの「センテンス」として成立している場合でも、その「センテンス」は文章として短いものになっているはずです。
また「センテンス」には、文章を終わらせる句点や疑問符などの記号が必要になります。
ですが「フレーズ」の場合は句読点も記号も付ける必要はありませんし、一つの「フレーズ」の後にそのまま言葉を繋げる形で「センテンス」が作られていることも珍しくありません。
まとめ
どちらも言葉の集まりであり、一つの「フレーズ」と句点だけで「センテンス」として完結していることも少なからずあるので、「センテンス」と「フレーズ」を混同してしまう人はしばしばいます。
「センテンス」は文章のことであり、言い回しである「フレーズ」によって作られているものだと覚えておきましょう。