この記事では、「街灯」と「外灯」の違いを分かりやすく説明していきます。
「街灯」とは?
街に取り付けられた明かりのことです。
「街」は住宅や商店が密集している地域のことです。
「灯」はあかりを意味する漢字です。
こういったことからも、「街灯」とは街のあかりを意味することがわかります。
これは、街を明るくするために設置されています。
明るくする目的は、夜でも見通しをよくするためや、防犯のためです。
人間がものを見ることができるのは、物体に反射した光が網膜に到達し、それが信号となって脳に伝えられ、脳が認識をするからです。
日没後は光の量が少なくなるため、見通しが悪くなります。
そんなとき、街に明かりがあると夜でもものを見ることができます。
犯罪は人目につかないところで行われることが多いです。
明かりがあれば人目につく可能性があり、犯罪防止につながります。
現在使用されている「街灯」は電気を使ったものが一般的ですが、一部地域ではガス灯が使用されています。
「街灯」を灯すには当然ですが電気代がかかります。
電気代節約のために、電球をLEDに変える動きがみられます。
LEDは初期費用がややかかりますが、電気代は抑えることができます。
また、寿命が長いのでいったん導入をすれば長期間利用が可能です。
「街灯」の使い方
街に設置されている明かりを指して使用する言葉です。
「外灯」とは?
建物の外に設置された明かりのことです。
この明かりは、防犯のためや見通しをよくするために設置されます。
人通りの少ない住宅街は、犯罪を行おうと思っているものにとって好都合な場所です。
人目につきにくく、犯罪を行いやすいのです。
しかし、明かりがあれば人目に触れる可能性が高くなり、犯罪防止につながります。
建物の外に明かりがあると、帰宅したときに玄関でつまずくなど防ぐことにつながります。
建物の外に設置する明かりには、建物にくっつくように設置するものと、門など建物から離れた場所に設置するものとがあります。
どちらにしても、その建物に所属する範囲に設置されています。
「外灯」の使い方
建物の外に設置する明かりを指して使用をします。
形や大きさはさまざまですが、どれもこの名を使うことが可能です。
「街灯」と「外灯」の違い
どちらの言葉も「がいとう」と読みは同じですが、意味は異なります。
前者は街を明るくするためのものです。
主な設置場所は街になります。
後者も明るくするためのものですが、設置される場所が建物の外です。
街に設置されているものを指す場合もありますが、住宅の外、個人が所有する敷地内に設置されるものを指す場合もあります。
「街灯」の例文
・『街灯がともる』
・『新しく設置された街灯』
「外灯」の例文
・『玄関に外灯をとりつける』
・『外灯に近づいたら自動で光った』
まとめ
2つの言葉は「がいとう」と読みが同じで、明るくするためのものである点が同じですが、どこに設置されるものなのかということが違います。