「高じる」と「募る」の違いとは?分かりやすく解釈

「高じる」と「募る」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「高じる」「募る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「高じる」とは?

「高じる」とは?

「高じる」は、それに偏り過ぎる、夢中になるという意味になります。

「趣味が高じて、それが職業になってしまった」のような使い方を見聞きすることがあると思いますが、この場合、趣味に夢中になった結果、それがそのまま職業になったと言っています。

この場合は特に悪い意味にはなりませんが、「道楽が高じて、財産を失うはめになった」のような使い方では、財産が無くなるほどに道楽が過ぎてしまったと表現しており、このような使われ方も多い言葉です。

「募る」とは?

「募る」とは?

「募る」には、2つの意味があります。

1つは、募集するという意味になり、「仲間を募る」のような使い方ではそちらだと解釈してください。

もう1つは、高まる、激しくなるという意味で、「想いが募る」などと用いた時にはこの意味になります。

後者の解釈だと、先の「高じる」に近い意味になり、「そこまで募ることになった理由が知りたい」と使った時には、そこまで想いが高まったり、夢中になった理由が知りたいと言っているのと同じです。

「高じる」と「募る」の違い

「高じる」と「募る」の違い

「高じる」「募る」の違いを、分かりやすく解説します。

どちらも、いい意味でも悪い意味でも使われる表現で、「募る」を募集するの方ではない解釈で使った時には、よく似た意味になります。

「そこまで高じるほどのことでもない」という使い方は、「そこまで募らせるものでもない」と言い換えることができ、夢中になるといった解釈で、どちらもよく使われる言葉です。

「募る」は、それに加えて「募集する」こととしても使うことができると覚えておきましょう。

まとめ

まとめ

「高じる」「募る」は、このような言葉になります。

「募る」は、「想いが募る」という使い方をすることも多い言葉で、この場合には、想いがそれほど高まることだと解釈できます。

このような意味では、あまり「高じる」とは用いません。