この記事では、「無事」と「大丈夫」の違いを分かりやすく説明していきます。
「無事」とは?
「無事」は「ぶじ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「普段と変わりない様子」という意味で、いつもと同じで変化がない様子のことです。
2つ目は「事故や災害などがないこと」という意味で、あるものごとに万が一の事態が起きないことです。
3つ目は「健康を保っていること」という意味で、元気で体調に変わりがない様子のことです。
4つ目は「することがない状態」という意味で、暇で何もしない状態のことです。
上記に共通するのは「変わったことがない」という意味です。
「無事」の使い方
「無事」は「普段と変わりない様子」「事故や災害などがないこと」「健康を保っていること」「することがない状態」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「無事だ・である」と使われたり、形容詞として「便りがないのが無事な証拠」などと使われたり、副詞として「無事に終わる」などと使われたりします。
基本的に、特に変わったことがない様子に使われる言葉です。
「大丈夫」とは?
「大丈夫」は読み方により、以下の意味になります。
「だいじょうふ」と読む場合、「立派な男子」という意味で、立ち振る舞いが勇ましい男子のことです。
「だいじょうぶ」と読む場合は以下の通りです。
1つ目は「危なげがなく安心できる様子」という意味で、しっかりとしていて強いことです。
2つ目は「間違いがなく確かな様子」という意味で、確実で信頼できることです。
3つ目は上記から転じて「問題ない」という意味で、人に対して不要不急であることや、承諾する意味などで使われます。
上記に共通するのは「しっかりしている」という意味です。
「大丈夫」の使い方
「大丈夫」は「だいじょうふ」と読む場合は「立派な男子」という意味、「だいじょうぶ」と読む場合は「危なげがなく安心できる様子」「間違いがなく確かな様子」「問題ない」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「大丈夫だ・である」と使われることが多くなります。
基本的に、日常で使われる場合は「だいじょうぶ」と読み、安心できたり、信頼できる様子に使われる言葉です。
「無事」と「大丈夫」の違い
「無事」は「特に変わったことがない様子」という意味です。
「大丈夫」は「安心できたり、信頼できる様子」という意味です。
「無事」の例文
・『平穏無事に一生を終えたい』
・『無事に手術が成功する様に祈る』
・『プレゼンが無事に終わってほっとする』
・『同窓会で旧友たちの無事な顔を見て喜ぶ』
「大丈夫」の例文
・『この建物は自信が起きても大丈夫だ』
・『このキノコは食べても大丈夫だ』
・『まだ時間があるから大丈夫だ』
・『大丈夫、絶対うまくいくから』
まとめ
今回は「無事」と「大丈夫」について紹介しました。
「無事」は「変わったことがない」、「大丈夫」は「安心できる」と覚えておきましょう。