この記事では、「軟便」と「下痢」の違いを分かりやすく説明していきます。
「軟便」とは?
「軟便」とは、大便が通常よりゆるくなっている状態、またはそのような便を指して使う言葉になります。
どの程度からこう表現するのかといった定義などはありませんが、健康な状態の大便と言われる「バナナ状」より明らかにゆるく、生活習慣が原因でお腹をこわしてしまった時にはよくこのような大便になってしまいます。
また、胃や大腸などの消化器に疾患がある場合にも見られる現象なので、これが続くようなら、医療機関までその旨を相談した方がいいかも知れません。
「下痢」とは?
「下痢」は、先の「軟便」が更にゆるくなった状態、そういった便のことで、まるで水のような状態にまで大便がゆるくなった時に使われる言葉です。
「軟便」は、風邪薬などの薬の服用なら一時的にそうなる場合もありますが、こちらの「下痢」にまでなると、明らかにお腹の調子が悪い状態で、水分や冷たいものの摂り過ぎがまず疑われます。
その「軟便」の状態と同じく、消化器官の疾患によってもこのような大便になることがある為、いつまでも続くようであれば、一度医療機関を受診した方がいいでしょう。
「軟便」と「下痢」の違い
「軟便」と「下痢」の違いを、分かりやすく解説します。
このように、「軟便」の中で、更にゆるい大便が「下痢」と呼ばれます。
これらの明確な違いはない為、普段より少しゆるくなっただけでも「下痢」と表現する人も居ますが、それでも間違いではありません。
ただし、「下痢」と聞くと、それなりに酷い状態を想像してしまう為、少しゆるい程度では使わない方が無難です(心配させてしまいます)。
まとめ
「軟便」と「下痢」は、このような違いになります。
「軟便や下痢」などと一緒に扱われることも多く、これらの言葉が使われた際には、少なくともお腹がいつもの調子ではないことが分かる表現になります。