この記事では、「了解」と「承知」の違いを分かりやすく説明していきます。
「了解」とは?
「了解」の意味と使い方について紹介します。
「了解」の意味
「了解」は「りょうかい」と読みます。
意味は「ものごとの事情を理解して納得すること」「無線などの通信を受け取ったことを表す言葉」「哲学で、歴史や文化に自己を追求する概念のこと」です。
「了解」の使い方
「了解」は、ものごとの内容や事情を理解して納得することを言います。
「理解」とほぼ同じ意味ですが、「理解して、更に納得する」という意味で使われます。
日常会話でも良く使われ、同等の人、又は目下の人から頼まれごとをした時に、言葉やメールなどで「了解」と返事をします。
「了解」は、尊敬語でも謙譲語でもないので、目上の人に対して使うと少し失礼だと思われてしまいます。
「了解いたしました」も同じですので、目上の人には使わない方が良いでしょう。
「承知」とは?
「承知」の意味と使い方について紹介します。
「承知」の意味
「承知」は「しょうち」と読みます。
意味は「ものごとの背景や事情を知ること」「相手の依頼や要求を受け入れること」「相手の事情などを理解して許すこと」です。
「承知」の使い方
「承知」は、ものごとの内容や事情を、聞き及んで受け入れることを言います。
正しく理解するというよりは、「聞くこと」「知ること」という意味が強い言葉です。
「承知」自体は謙譲語ではありませんが、「承る(うけたまわる)」という言葉が謙譲語であることから、目上の人に使える言葉です。
ただし、「承知いたしました」とすることで「承知しました」という丁寧語から謙譲語になります。
ビジネスで相手に返事をする時には「承知」を使った方が良いでしょう。
「了解」と「承知」の違い!
「了解」は「相手の話の内容を理解して納得すること」です。
「承知」は「相手の話の内容を聞き知って受け入れること」です。
まとめ
今回は「了解」と「承知」の違いをお伝えしました。
「了解は理解して納得する」、「承知は聞いて受け入れる」と覚えておきましょう。