この記事では、「指示」と「要請」の違いを分かりやすく説明していきます。
「指示」とは?
「指示」の意味と使い方について紹介します。
「指示」の意味
「指示」は「しじ」と読みます。
意味は「ものごとをこの様にと示すこと」「命令・指図すること」です。
「指示」の使い方
「指示」は、あるものごとについて、一方から方針や基準、やり方など具体的なことを伝えて、それを実施させることを言います。
最初から「これをこの様にして下さい」と言い、スムーズに行動できる様にすることを言います。
「命令」に近い内容ですが、絶対的に従わなければならないという訳ではありません。
基本的に、現在相手が判断に困っていたり、問題が解決できずにいる時に、上の立場から解決策を教える時に使われます。
但し、法律上で「指示」が使われる場合には強制力があります。
「要請」とは?
「要請」の意味と使い方について紹介します。
「要請」の意味
「要請」は「ようせい」と読みます。
意味は「必要として強く願い求めること」です。
「要請」の使い方
「要請」は、あるものごとについて、目的が達成できる様に相手に願い出て求めることを言います。
こうしたい、これが必要であるという場合、相手に対して理解を求め実行して貰うことを願う時の表現です。
「要請」はあくまで「お願いレベル」であり、言われた通りに従わなくてはならない訳ではありません。
法的な拘束力はなく、あくまで相手の良心に期待している時の表現であり、全くいう言を聞かなくても罰則などはありません。
「指示」と「要請」の違い!
「指示」は「ものごとのやり方などを具体的に伝えて実施させること」です。
「要請」は「ものごとの実現に必要なことを強く願い求めること」です。
まとめ
今回は「指示」と「要請」の違いをお伝えしました。
「指示は内容を伝えて実施させる」、「要請は良心に期待してお願いする」と覚えておきましょう。