この記事では、「めぼしい」と「目覚ましい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「めぼしい」とは?
「めぼしい」とは、多くの中で、とても目立っている、注目に値する様子という意味になります。
例えば「めぼしい物はない」などと言いますのは、とりたてて良い物はない、目立つ物はないという意味になります。
「強欲な義妹がめぼしい物は先に持っていったので、ガラクタしか残っていない」「今日はめぼしい収穫は望めそうにない」などと、使います。
「目覚ましい」とは?
「目覚ましい」とは、目が覚めるほどの素晴らしいこと、目を見張るほど立派なことを言います。
また古い日本語の意味では目が覚めるほど以外である、あきれたことだと不快に思うといった意味合いもあります。
ですが、日常的に使われるのはほとんど前者の意味となります。
「ここ最近、彼は目覚ましい活躍をしている」「彼の成長は目覚ましく、今後もどんどん勝ち続けていくのだろうと思う」などと、使います。
「めぼしい」と「目覚ましい」の違い!
「めぼしい」と「目覚ましい」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉はどちらも形容詞という共通点がありますが、意味はまったく違います。
どこか似たような印象があるかもしれませんが、混同しないように気をつけてください。
「めぼしい」とは、多くある物の中で、良い意味でひときわ目立っている、注目に値する様子を言います。
「めぼしい物はなかった」「めぼしい収穫はなし」「めぼしい物だけ買った」などと使います。
一方の「目覚ましい」とは、目が覚めるほど素晴らしい、目を見張るほどに立派であるといった意味です。
つまり「目覚ましい」という言葉だけで、相手を褒める言葉として使うこともできるわけです。
「彼はここのところ、目覚ましい成長をしている」「彼女は若く経験も少ないのに目覚ましい活躍だ」などと使いますが、どちらも相手を素晴らしいと褒めていることがわかります。
まとめますと「めぼしいは多くの中でひときわ目立っている、注目に値する」「目覚ましいは目が覚めるほど素晴らしい、立派だ」と、なります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「めぼしい」と「目覚ましい」二つの言葉の意味と違いを説明しました。
簡単に覚えるならば「めぼしいは物に」「目覚ましいは人に」使うことが多いと、頭に入れておくといいでしょう。
それぞれの言葉の意味を正しく理解して使ってください。