「記念」と「祈念」の違いとは?分かりやすく解釈

「記念」と「祈念」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「記念」「祈念」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「記念」とは?

「記念」とは?

「記念」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「記念」「きねん」と読みます。

「記念」には、「思い出となるよう残しておくこと。

またそのもの」
という意味があります。

「卒業記念の文集」という言葉には、「卒業をしたことを思い出になるよう、文集として残しておく」という意味があります。

また、「記念品」という言葉には、何かをしたときに、それが思い出となるよう、品物として残しておくという意味が含まれています。

次に「記念」には、「過去の出来事や人物などを思い起こして、心を新たにすること」という意味があります。

例えば、「会社の創立10周年を記念する式典」という場合は、会社ができて10年たった時に、創立時のことを思い起こして、新たに仕事に取り組もうとするための式典と言う意味があります。

「祈念」とは?

「祈念」とは?

「祈念」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「祈念」「きねん」と読みます。

「祈念」「神仏に、願いが叶うように祈ること」という意味があります。

例えば、世の中が平和になるように、神仏に祈る時、「平和を祈念する」と言います。

また「祈念」はビジネスシーンで使うことが多い言葉になります。

特に、ビジネス相手の健康や繁栄を気遣うときに使われます。

例えば、「ますますのご発展を祈念します」という文章が、メールや年賀状に使われることがあります。

この文章には、「発展を神仏に祈る」という意味があり、挨拶として一般的に使われています。

他にも「ご活躍を祈念します」や、「健康な一年になることを祈念します」などという使い方をします。

「記念」と「祈念」の違い

「記念」と「祈念」の違い

「記念」「祈念」の違いを、分かりやすく解説します。

「記念」には、「思い出となるよう残しておくこと。

またそのもの」
という意味があります。

「祈念」「神仏に、願いが叶うように祈ること」という意味があります。

このように、「記念」「記念」は、まるで違う意味を持つ言葉ということが分かります。

「卒業を記念して」という場合は、卒業したことを思い出として残しておくために、何かをするという意味がありますが、「卒業を祈念する」という場合は、無事に卒業できるように、神仏などに祈ることを意味します。

また「記念品」という場合は、思い出に残すための品物という意味がありますが、「祈念の品」という場合は、神仏に願いが叶うよう祈るための品物」という意味になります。

このように、「記念」「祈念」は、同じ読み方をする言葉ですが、まるで違う意味を持つことが分かりました。

まとめ

まとめ

「記念」「祈念」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味を知ることで、混同して使い間違えることがなくなりそうです。