この記事では、「基準」と「規格」の違いを分かりやすく説明していきます。
「基準」とは?
「基準」とは、比較や適合するかといった目印になるもので、それに対してどうこうといった使い方が多い言葉です。
「基準を満たしていないので、不合格にした」と使うと、それが満たされることで合格となるという目印のことだと解釈できます。
どのようにこの「基準」を設けるかは、対象や目的によって異なり、「安全基準」であれば、それが満たされれば安全だと判断されるものがそれに当たります。
何かの強度でそれが設けられていれば、どれだけの重さに耐えられるかといったような具体的な数字です。
その数字以上であれば、安全基準に「適合している」と表現できることになるでしょう。
「規格」とは?
「規格」は、主に製品や仕組みにおいて、決められた「基準」になります。
これに沿っていることで、共通のプラットフォームとして利用することができたり、これが合っていないハードウェアは使用できないという具合で使われます。
例として、パソコンにはUSBという「規格」に沿った端子が付いており、その「規格」通りのものであれば、そこに接続してパソコンから利用することができます。
マウスやメモリスティックなどがそれに当たり、端子の大きさを初めとしたUSBとしての「基準」に適合していないと、動作させることはできません。
「基準」と「規格」の違い
「基準」と「規格」の違いを、分かりやすく解説します。
「基準」は、比較や判断の目印となるもので、これが設けられていることで、それを満たしている、それに適合している(沿っている)といったことが分かります。
色々なその「基準」によって定められるものが「規格」で、先のUSBの例では、端子の大きさはもちろん、バージョンによって、使える電力は2. 5Wか4. 5Wになり、電圧は共通して5Vと決められており、このような内容が「規格」と呼ばれます。
まとめ
「基準」と「規格」は、このような言葉です。
「規格」は、色々な「基準」から作られるものです。
例えば、Windowsが動作するPCは、「PC/AT」という「規格」に準拠していないといけません。