この記事では、「数え年」と「満年齢」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「数え年」とは?
「数え年」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「数え年」は「かぞえどし」と読みます。
「数え年」は、年齢を表現する方法の一つとなります。
「生まれた年を、一歳とする」方法で、例えば2000年に生まれた人は、2000年にそれぞれ一歳となります。
そのため2000年1月に生まれた人も、2000年12月に生まれた人も、等しく2001年1月1日に、2歳になります。
なぜ1歳から始まり、0歳がないかといえば、「0」の概念が存在しないためとされています。
例えば、元号に関しても、始めの年から「1年」となります。
「令和0年」という年はありませんでした。
これと同様に、年齢に関しても、生まれて1年目は、1歳とする考えになります。
実は、「妊娠月齢」に関しても、「0か月」はなく、「1か月」から始まっています。
「数え年」の場合は、仮に12月31日に生まれた場合、生まれた日は1歳で、次の日に2歳になるという現象が起こります。
以前は日本やアジア諸国で「数え年」を採用していました。
しかし、一般的に年齢を示すとき、「数え年」を採用している国は、現在は韓国だけとなっています。
「満年齢」とは?
「満年齢」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「満年齢」は「まんねんれい」と読みます。
「満年齢」は、年齢を表現する方法の一つで、生まれた日から、次の誕生日までが0歳で、それ以降は誕生日を重ねるごとに、年齢が増えていくという方法になります。
2000年の5月1日に生まれた人は、2001年の4月30日24時までは、0歳で、5月1日に1歳となります。
日本では、「満年齢」で年齢を数える習慣があるため、この年齢の数え方は、日常的に知っているのではないでしょうか。
就活をするときなど、履歴書に記載するのは、こちらの「満年齢」になります。
また、市区町村の書類に記載するのも、「満年齢」になります。
「数え年」と「満年齢」の違い
「数え年」と「満年齢」の違いを、分かりやすく解説します。
「数え年」は、生まれた年に1歳になり、翌年の元旦に2歳になるという年齢の数え方になります。
一方、「満年齢」の場合は、生まれてから次の誕生日を迎えるまでが0歳で、誕生日を重ねるごとに年を取っていくという方法になります。
このように「数え年」と「満年齢」は、年齢の表現法を意味します。
「数え年」の場合は、生まれた年に1歳になり、「満年齢」の場合は、生まれた年は0歳で、次の誕生日に1歳になるという違いがあります。
まとめ
「数え年」と「満年齢」の違いについて見てきました。
「数え年」と「満年齢」は、年齢の表現方法です。
ただし、「数え年」は、生まれた年に1歳になり、「満年齢」は、生まれた年は0歳、次の誕生日に1歳になるという違いがあることを知っておきましょう。