この記事では、「ワキガ」と「汗臭さ」【あせくささ】の意味や例文、違いを分かりやすく説明していきます。
「ワキガ」とは?
ワキにかく汗を放置しておくことで鼻をつくひどい臭いとなるのが「ワキガ」であり、独特な悪臭を放ちます。
普通の人なら脇下の汗を拭けば不快な臭いがなくなりますが、病気である「ワキガ」はアポクリン腺という分泌腺が密生する皮脂を栄養分として皮膚の細菌が増殖するため臭いが放たれるわけです。
そのため、汗が出るほど臭いが強くなってしまう原因になるのです。
男性、女性に関わらず、日本人の約10人に1人がなかなか完治しない「ワキガ」の症状で悩んでいるため対策商品を使い、クリニックで分泌腺を切ったり、超音波を当てて治療しています。
「汗臭さ」とは?
不快と感じる人間から出る汗はまるでドブのような臭いであるため、多くの人が鼻で吸うと吐き気がするような体臭を「汗臭さ」と言います。
元々は無臭である汗ですが、エクリン腺から出たものが通気性の悪い状態で長時間肌に付着していることで皮膚や垢が混じり合い、細菌が分解されると悪臭となってしまうわけです。
本当なら運動すれば皮膚や垢は流れるので、肌にいつまでも付着してはいないのですが、デスクワークや外出禁止令などによって外で体を動かせないため運動不足になってしまい、汗臭い人が増えているのです。
「ワキガ」と「汗臭さ」の違い
「ワキガ」と「汗臭さ」の違いを、分かりやすく解説します。
どちらも人のワキの臭いを指す言葉であり、病気である「ワキガ」は人よりも分泌腺が異常であるため汗が出やすく、細菌が増えてしまうためひどい悪臭を放つようになりますが、「汗臭さ」は皮膚と垢が交じり合った汗の臭いであり、そのまま放置しておくとますます臭くなっていくという違いがあります。
「ワキガ」の例文
・『ワキガのレベル別で治療するクリニックが話題だ』
・『通院することなく、綺麗な仕上がりでワキガ治療という方法もある』
レベルにより「ワキガ」治療するクリニックがあり、よりその人の臭いの強さにあった改善手術ができるクリニックが登場して話題となっています。
それに、病院に何度通わなくても1回の超音波の治療だけで簡単に不快な臭いが解消できる方法もあります。
無理せず、自分に適した治療が選べるようになっています。
「汗臭さ」の例文
・『汗臭さを解消するには、臭いが出にくい消臭食品を食べるようにしたい』
・『糖分を摂らない食生活によってケトン体の汗が出ることが汗臭さの原因になる』
何を食べても「汗臭い」のなら、梅干や緑茶を使ってお茶漬けや雑炊、おかゆを食べると臭い対策なります。
ご飯やパンなどに含まれる糖分をとりたくないと無理なダイエットしているとケトン体の汗が出て、それが不快な体臭となってしまうので注意が必要です。
まとめ
どちらも人体のワキに関連するものであり、特に臭いに焦点を当てて使える言葉です。
「ワキガ」は病気であり、市販の対策商品ではなかなか改善しないため専門のクリニックに行き、しっかり根本的な治療が求められます。
「汗臭さ」は誰にでも出る不快な臭いであるため、きちんと対策すればにおわなくなるでしょう。