この記事では、「ダイジェスト」と「予告」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉の意味と違いとは、どのようなものでしょうか。
「ダイジェスト」とは?
「ダイジェスト」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「ダイジェスト」は「digest」と英語表記します。
「ダイジェスト」には「書物などの内容を、わかりやすく要約すること。
要約したもの」という意味があります。
例えば、300ページの小説を、分かりやすく2ページ程度に要約したものは「小説のダイジェスト版」と呼ばれたりします。
また、来週のテレビ番組について、かんたんに要約して放送されるとき、「来週のダイジェスト」などと表現します。
また、スポーツの試合の中で、特に白熱した部分や、重要な部分を抜き出して要約した映像を「スポーツのダイジェスト場面」などと言います。
「予告」とは?
「予告」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「予告」は「よこく」と読みます。
「予告」は「前もって告げ知らせること」という意味があります。
プロ野球の試合では、翌日の先発投手を前もって告げ知らせることがありますが、このような時、「予告登板」などと言います。
また、テレビを見ていると、翌週の番組について、内容を前もって告げ知らせることがあります。
この時、「来週の予告」と言います。
また、「明日、遊びに行く」と友達が告げて、実際に翌日に友達が遊びに来た場合は、「友達が予告通りに遊びに来た」などと言います。
「ダイジェスト」と「予告」の違い
「ダイジェスト」と「予告」の違いを、分かりやすく解説します。
「ダイジェスト」には「書物などの内容を、わかりやすく要約すること。
要約したもの」という意味があります。
一方の「予告」は「前もって告げ知らせること」という意味があります。
「ダイジェスト」と「予告」は、連続ドラマの、番組の最初や最後などに放送されることがあります。
「ダイジェスト」は、先週のドラマの内容を要約したものとなり、「先週までのダイジェスト」という形で放送されます。
一方の「予告」は、翌週のドラマの中で、どのような場面が登場するかを紹介するものになります。
「ダイジェスト」はドラマの要点をまとめているため、内容を理解することができます。
「予告」は「前もって告げ知らせること」が目的のため、要約する必要はなく、興味を引きそうな場面だけを集めて流す傾向があります。
このような特徴があるため、「ダイジェスト」は主に「振り返り」に使われて、「予告」は、楽しそうな場面を知らせるために使われるという違いがあります。
ドラマに関してだけではなく、映画や小説などにおいても、「ダイジェスト」や「予告」は同様の使われ方をしているのではないでしょうか。
まとめ
「ダイジェスト」と「予告」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味と違いを知ることで、きちんと使い分けることができるようになりそうです。