この記事では、「梅雨前線」と「秋雨前線」の違いを分かりやすく説明していきます。
「梅雨前線」とは?
「梅雨前線」の意味と概要について紹介します。
「梅雨前線」の意味
「梅雨前線」は「ばいうぜんせん」と読みます。
意味は「5月~7月頃にかけて南シナ海付近で発生して日本に停滞する前線のこと」です。
「梅雨前線」の概要
「梅雨前線」は、5月~7月頃にかけて、中国から日本付近を北上する前線のことを言います。
雲の帯が長く続き、日本列島の広範囲にわたって雨が降り易くなります。
日本ではこの前線が近づくことにより曇りや雨の日が続き、「梅雨(つゆ)」と呼ばれる時期になります。
「梅雨前線」は、基本的に毎日しとしとと降る雨が多いのですが、梅雨末期の頃になると集中豪雨になることもあるのです。
「梅雨前線」は、太平洋高気圧が強まり、高気圧に押し上げられることで消滅して、「梅雨明け」となります。
「秋雨前線」とは?
「秋雨前線」の意味と概要について紹介します。
「秋雨前線」の意味
「秋雨前線」は「あきさめぜんせん」と読みます。
意味は「8月後半~10月頃にかけて、東日本付近で発生して日本に停滞する前線のこと」です。
「秋雨前線」の概要
「秋雨前線」は、8月後半~10月頃にかけて東日本から南下してくる前線のことを言います。
「梅雨前線」よりも停滞する期間は短いのですが、台風と重なると刺激されてゲリラ豪雨を引き起こし、災害が発生することもあります。
「秋雨前線」は、「梅雨前線」とは反対の動きをして、はっきりとした「入り・明け」はありません。
10月下旬に「秋雨前線」が消滅すると、空気が乾燥して季節が秋に入れ替わります。
「梅雨前線」と「秋雨前線」の違い!
「梅雨前線」は「5月~7月頃にかけて日本に停滞する前線のこと」です。
「秋雨前線」は「8月後半~10月頃にかけて日本に停滞する前線のこと」です。
まとめ
今回は「梅雨前線」と「秋雨前線」の違いをお伝えしました。
「梅雨前線は夏前の長雨」、「秋雨前線は秋前の長雨」と覚えておきましょう。