この記事では、「窮地」と「苦境」の違いを分かりやすく説明していきます。
「窮地」とは?
「窮地」の意味と使い方について紹介します。
「窮地」の意味
「窮地」は「きゅうち」と読みます。
意味は「追い詰められて逃げ場のない状態のこと」です。
「窮地」の使い方
「窮地」は、どんどん追い詰められて、いつしか逃げ場がなくなってしまい、絶体絶命のピンチになった状態を言います。
急激に情況が悪化して、どうしようもない状態になってしまう時に使います。
「窮」は「きわめる」とも読み「行き詰まる」「身動きが取れない」という意味、「地」は「立場」という意味で、「窮地」で「行き詰って身動きが取れない立場になる」という意味です。
うまく行くと思っていたことが急に思い通りにならなくなったり、突然のトラブルやアクシデントで絶体絶命のピンチになった時に「窮地に陥った」として使うことが多くなります。
「苦境」とは?
「苦境」の意味と使い方について紹介します。
「苦境」の意味
「苦境」は「くきょう」と読みます。
意味は「くるしい立場のこと」です。
「苦境」の使い方
「苦境」は、自分の力ではどうにもならない困難な境遇になることを言います。
或る日急にその様な状態になるのではなく、次第に状況が悪化してピンチになることを言います。
「苦境」の場合は、長く苦しい状態が続くニュアンスで、その場で何とかしないと絶体絶命のピンチ、という程ではありません。
会社の経営が悪化して、銀行から融資を断られたりするなどで困った状態の時に「苦境に立たされる」として使います。
「窮地」と「苦境」の違い!
「窮地」は「急に追い込まれて絶体絶命のピンチになること」です。
「苦境」は「次第に追い込まれて困難な状態になること」です。
まとめ
今回は「窮地」と「苦境」の違いをお伝えしました。
「窮地は絶体絶命のピンチ」、「苦境は次第に困難な状況になる」と覚えておきましょう。