「春季」と「春期」の違いとは?分かりやすく解釈

「春季」と「春期」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「春季」「春期」の違いを分かりやすく説明していきます。

「春季」とは?

「春季」とは?

春の季節のことです。

「春」は季節の一つです。

「季」は、時期、一定の期間を意味する言葉です。

この場合は、春という一定の期間を指しています。

日本には、春・夏・秋・冬の4つの季節があります。

冬の後、夏の前にある季節が春です。

日本では3月から5月ころを指します。

冬は寒さが厳しく、日照時間が短く、植物が生育するには適していません。

そのため、冬にはあまり緑を見ることができません。

しかし、3月ころになると気温が上昇をし始め、日照時間も長くなってきて、植物たちが芽を出し始め、いたるところで緑を目にするようになります。

桜が咲くのもこの季節です。

この季節には、花見、入学式、ひな祭り、端午の節句などがあります。

また、行事食としては、春の彼岸のぼた餅、ひな祭りの桜餅・道明寺、端午の節句の柏餅などがあります。

この季節が旬の野菜には、そら豆、さやえんどう、たけのこ、クレソン、春キャベツなどがあります。

「春季」の使い方

春の季節を指して使用する言葉です。

日本では3月から5月の間を指します。

「春期」とは?

「春期」とは?

春の時期のことです。

「春」は季節の春、「期」は区切られた一定の時間を意味します。

塾などでは「春期講習」というものがあります。

これは、春という季節の中の区切られた一定の時間に行われる講習です。

春とは3月から5月ころまでの間ですが、春期講習は3月から5月までずっと行われている場合もあれば、そうでない場合もあります。

3月から5月の中のある期間だけ行っていることがあるのです。

商品の場合は「春季限定で販売」されることがあります。

これはだいたい3月から5月の間で売られているものです。

しかし、実際には在庫切れなどの理由で5月の途中で販売が終わってしまったり、在庫が余っていて6月まで販売されていることもあります。

「春期」の使い方

春のある一定の時間を指して使用することです。

だいたい3月から5月の間のどこかです。

この期間を過ぎる場合もあります。

「春季」と「春期」の違い

「春季」と「春期」の違い

「しゅんき」と読み、「春」という点で意味が似ている2つの言葉ですが、同じことではありません。

前者は季節を指す言葉です。

日本の場合は4つの季節があり、その中の一つを指しています。

後者は時期を指す言葉です。

一定の区切られた時間を意味します。

講習の場合はある時間に行われるものなので「春期」を使います。

「春季」の例文

「春季」の例文

・『春季に比べて夏季は暑い』
・『春季キャンプに参加する』
・『春季になるのが待ち遠しい』
・『春季運動会を開催します』

「春期」の例文

「春期」の例文

・『春期限定のスイーツ』
・『春期講習の受付をしています』
・『春期健康診断を受ける』
・『春期アニメがはじまります』

まとめ

まとめ

「春」という意味を持つ点で似ている2つの言葉ですが、一方は季節を指し、一方は時間を指している点が異なります。