「報告」と「連絡」の違いとは?分かりやすく解釈

「報告」と「連絡」の違い言葉・カタカナ語・言語

「報告」「連絡」は、間違って使ってしまうこともあるので注意が必要です。

「報告」とは?

「報告」とは?

「報告」は、何かについて調べた内容、とった行動などを知らせること、もしくはそのような内容自体に対して使われます。

それを聞く側からは「何か分かったら、すぐに報告するように」「帰る前に報告すること」のように用いられ、伝える側は「報告ですが、あの件については~」「以上が報告になります」などと使う言葉になります。

人から「報告」された内容を誰かに伝える時にも、「○○君からの報告によると~」といった具合で使うことができ、ビジネスでは多用される言葉の1つとなっています。

「連絡」とは?

「連絡」とは?

「連絡」は、何かを伝えることに使われる言葉です。

「以下は彼からの連絡だけど~」と使った時には、その彼から伝えられた内容だということになり、「分かったらすぐ連絡してくれ」とした場合には、分かった時点でその内容を伝えて欲しいと言っていると解釈できます。

また、もう1つの意味として、「繋がる」とも使われる言葉で、「この私鉄は、次の駅でJRに連絡している」とすると、次の駅でJRに繋がる(それに乗り換えができる)と言っていると考えていいでしょう。

「報告」と「連絡」の違い

「報告」と「連絡」の違い

「報告」は、内容が伴う「連絡」だと表現することができます。

その「連絡」は、何かを「伝える」ことなので、内容までは絡まない言葉です。

よって、「分かったら連絡するように」と使っても間違いではありませんが、「~報告するように」とした方が適しており、何も言ってこないことに対して「あれから一切報告がない」と使うより、「~連絡がない」の方が合っている表現だと分かります。

まとめ

まとめ

上のように「報告」は、「連絡」で代用できなくもありませんが、内容を伴う(それが大事な)時には「報告」と使う方が向いています。

「連絡」は、ただ伝えることという解釈だと覚えておいてください。