この記事では、「付録」【ふろく】と「おまけ」の意味や使い方、違いを分かりやすく説明していきます。
「付録」とは?
書籍や雑誌に付いている参考にできるものや、使えるものを「付録」【ふろく】と呼びます。
女性誌には、幅広い年代が実用的に使える折り畳みトートーバッグやポーチが付いていることが多く、さらに若い年代向けの本にはポップな柄や明るい色を選び、中年世代が読むものには落ち着きあるものが選ばれる傾向が見られます。
結婚雑誌にはこれから本を買った人が使うと便利な印鑑入れやかわいい色の婚姻届、エプロンなどが「付録」になっていることでより購買意欲を高めることが目的です。
アニメ雑誌には広告も兼ねて作品紹介や声優のコメント入りDVDが付いていたり、歌手の曲が入っているCDが「付録」になっていることでより売り上げを伸ばしています。
「おまけ」とは?
お菓子や飲料などにたびたび無料で付けられるのが「おまけ」であり、サービスとして購入者に対して渡すものを指します。
飲料の場合はすでにボトルの口へ袋に入って掛けられていたり、子供向けのお菓子の箱の中に「おまけ」の小さなおもちゃが入っており、何が出るかは開封してからのお楽しみになるわけです。
この「おまけ」を付けることで商品そのものの価格を下げて、より安く購入者が買えるようにすることもありますし、レジで購入した金額によって「おまけ」が変わってくるなどいろいろな楽しみ方があります。
「付録」と「おまけ」の違い
「付録」と「おまけ」の違いを、分かりやすく説明します。
参考になる無料のものを「付録」と言い、主に書籍や雑誌に無料で最初から付いているものを指します。
実用的なものが多く、使えて便利なものが付いていることがほとんどです。
一方の「おまけ」は、おもちゃや流行しているものなど購買意欲と遊び心をくすぐるものを付けて人々の購買意欲を促進するという違いがあります。
「付録」の例文
・『付録になるものは買う人の年代や性別、用途に合わたものになる』
・『しがみつくという意味がある付録は商品に付いている資料となる』
元々はラテン語の“appendix”(アペンディックス)には「しがみつく」という意味があり、本を買う人が今あると便利だと感じるものを選ぶ傾向が見られます。
「おまけ」の例文
・『マニアの間ではお菓子のおまけの方が人気のため高値で売買している』
・『一定額を満たせば必ず付いてくるおまけが楽しみで購入する人もいる』
愛好家の間では、お菓子や飲料に付いてくる「おまけ」を収集して楽しむため高値で売買されているものが多数あります。
そんな「おまけ」も一定額購入すれば必ず貰えるものがあり、それを目当てにお店で飲食する人もいるわけです。
まとめ
どちらも無料で提供されるサービスの一部でありますが、「付録」は雑誌や専門誌によく付けられるものであり、使えるものが選ばれていますが、「おまけ」は食品に付けられていたり、ある程度買えばもう1つ付いてくるという遊び心をくすぐるものと覚えておくといいでしょう。