「頻繁に」と「度々」の違いとは?分かりやすく解釈

「頻繁に」と「度々」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「頻繁に」「度々」の違いを分かりやすく説明していきます。

「頻繁に」とは?

「頻繁に」とは?

同じ物事があまり間隔をあけずに何度も起こること、またそのさまです。

何度もとは具体的に何回なのは、意味に含まれていません。

母親が息子に手紙を送ってきます。

その頻度は1週間に1回です。

それが何か月か続いています。

スマートフォンや携帯電話が普及をし、電話やメールが使える時代に、手紙を何度も送ることはあまりないでしょう。

1週間に1回のペースで送っていると、1か月では4回ほど送っていることになります。

手紙を送るという行為を何度も行っているといえそうです。

ベッドシーツを洗う回数は人によって異なりますが、毎日洗っている人は少ないことでしょう。

1週間に1回程度洗うのが目安だとされています。

毎日洗って入れば、洗う回数が多いといえそうです。

何度も洗っているといえます。

こういった、何度も何度も起こることや、そのさまを意味している言葉です。

「頻繁に」の使い方

物事が何度も起こることや、そのさまを指して使用する言葉です。

同じ物事が起こる場合をいいます。

「度々」とは?

「度々」とは?

多くの回数繰り返し行われるさまです。

多くの回数とは何回なのか、意味には含まれていません。

ある学生は、1週間のうち3回ほど遅刻をしています。

遅刻をまったくしない生徒がいることを考えると、この生徒は多くの回数繰り返し遅刻しているといえるでしょう。

ある飲食店が気に入っていて、この店に多くの回数繰り返し出かけています。

1か月のうち5回ほどは行くことが珍しくありません。

一度しか訪れない店もあることを考えると、1か月のうち5回通うのは多い回数といえるかもしれません。

落語を聞きに行きました。

会場には何人もの人たちがいます。

落語を聞いているときに、会場の人たちは何度も繰り返し笑う場面がありました。

落語が行われている間、1回程度しか笑わなかったといったものではありません。

こういった、多くの回数繰り返し行われるさまを指す言葉です。

「度々」の使い方

何度も何度も同じことが行われるさまを指して使用する言葉です。

「頻繁に」と「度々」の違い

「頻繁に」と「度々」の違い

『頻繁に」はあまり間隔をあけずに多くの回数行われることを意味しています。

「度々」は間隔の意味合いはなく、回数が多いことを意味しています。

使い方が違い、『頻繁に洗う」とはいいますが「度々洗う」とはあまりいいません。

「頻繁に」の例文

「頻繁に」の例文

・『頻繁に顔を出す』
・『頻繁に訪れる』
・『頻繁に食べている料理』
・『頻繁に熱を出す』

「度々」の例文

「度々」の例文

・『度々食卓に出てくる』
・『度々取り上げられている』
・『作品の中で度々登場している人物』
・『度々襲われる』

まとめ

まとめ

多くの回数何度もという意味が似ていますが、ニュアンスが異なります。

一方はあまり間隔をおかずにという意味合いも含みますが、もう一方にはその意味合いはありません。