「非公表」と「未公表」の違いとは?分かりやすく解釈

「非公表」と「未公表」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「非公表」「未公表」の違いを分かりやすく説明していきます。

「非公表」とは?

「非公表」とは?

公表しないという意味です。

公表には、広く一般の人たちに知らせるという意味があります。

たとえば、芸能人が結婚をして、それを世間の多くの人にテレビやブログなどを通じて知らせる、殺人犯の年齢や性別を世間に人たちに知らせるといったものです。

非は打消しの意味を持つ漢字で、~でないという意味になります。

つまり「非公表」は、広く一般の人たちに知らせるでないという意味になります。

これでは日本語としておかしいので、広く一般の人たちに知らせることはないという意味になります。

知らせることはないなので、今知らせていないことはもちろん、これからも知らせるつもりはないことを意味しています。

たとえば、ある貨物船がある港に向かって航海することになったとします。

この貨物船がどこを通るのか知られると不都合があるため、どこにも知らせるつもりはありません。

航海が終わってからも知らせません。

そういったことを意味する言葉です。

「非公表」の使い方

今もこれからも世間に知らせることはないという意味で使用をします。

これからも知られたくないことがある物事に使われています。

「未公表」とは?

「未公表」とは?

いまだ公表していないという意味です。

未という漢字には、いまだ、まだ~しないという意味があります。

こういったことから「未公開」はまだ公開していない、まだ世間の人たちに知らせていないという意味になります。

まだしていませんが、これからする可能性はあります。

たとえば、バラエティー番組の収録をして、それを編集して放送したとします。

収録された時間は、放送した時間よりも長いです。

つまり、放送されていない部分があるということです。

これは、番組放送のときには映像として流れませんでした。

特別番組で流す予定があり、テレビで放送されなかった部分が特別番組のときに放送されました。

こういった、まだ知らされてはいないけれど、これから知らせる可能性があることをこの言葉は指しています。

「未公表」の使い方

まだ世間の人に知らせていないという意味で使用をします。

今知らせていないけれど、これから知らせる可能性がある場合をいいます。

「非公表」と「未公表」の違い

「非公表」と「未公表」の違い

世間の人たちに知らせていないという意味が似ていますが、ニュアンスが異なります。

前者は今もこれからも知らせません。

後者はこれから知らせる可能性があります。

「非公表」の例文

「非公表」の例文

・『年齢は非公表』
・『住所や名前は非公表』
・『本名は非公表』
・『当日の予定は非公表』

「未公表」の例文

「未公表」の例文

・『何をしたかは未公表』
・『未公表の映像』
・『戦闘機の破壊力は未公表』
・『誰が行ったかは未公表』

まとめ

まとめ

広く一般の人に知らせていないという意味が似ていますが、これからも知らせないのか、これから知らせる可能性があるのかという点に違いがあります。