この記事では、「能動性」と「積極性」の違いを分かりやすく説明していきます。
「能動性」とは?
能動性とは、のうどうせいという読み方をすべき言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事ですが、他からの働きかけを待つ事なく自ら活動する事や受身ではない活動等の意味の能動の文字に、生まれつきやたちといった意味がある性の文字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から能動性は、自ら考えて行動に移すという性質を表すのです。
「能動性」の使い方
能動性は、自分から相手に働きかける等して行動を起こす気質といった意味に使われる言葉となっています。
なので相手から影響受ける事で、活動を開始するという受動性という言葉の対義語としてこの能動性が使用されるのです。
つまり自らの意志で相手という外部に働き掛けを行う、という気質や性質を表する言葉として使われています。
「積極性」とは?
積極性は、せっきょくせいという読み方をする言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、進んで働きかけを行うや意欲的な行動といった意味を持っている積極の漢字に、本来備えているせいしつや心の在り方といった意味を有する性の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ積極性は、進んで物語を行おうとする気質や性質を示すのです。
「積極性」の使い方
積極性は、物事に対して自ら意欲的に行おうとする気質に対して、用いられる言葉となっています。
逆に自ら進んで意見を述べたり、行動しない性質の事を消極性というので、この積極性はその消極性の対義語と言えるのです。
この様に自ら進んで行動を起こす気質であるため積極性は、基本的に前向きな言葉として用いられる事が多くなっています。
「能動性」と「積極性」の違い
能動性と積極性は、文字表記を並べて比べてみれば即座に、最初の2文字が能動と積極という漢字の違いがある事に気付く事が可能です。
ただしどちらも漢字3文字で表記可能である上に、3文字目は性という同じ漢字が使用されている点がややこしい所だったりします。
とはいえ文字の違いが存在するが故に、表す意味合いのニュアンスにも違いが見られるのです。
まず能動性は、対象となる相手がいて自分から先に動き出したり、働きかけを行う気質といった意味を表現します。
一方の積極性は、自分がやりたい事やすべき事を行おうとする気質といった意味を示す言葉です。
まとめ
2つの言葉はどちらも漢字3文字で表現可能であり、更に3文字目に同じ性の漢字が使用されています。
加えて共に、気質や性質に関連した意味を表す言葉である点も厄介な所と言えます。
もっとも最初の2文字の漢字は違うので、表現する意味自体は相違点を見出す事が出来るのです。
ちなみに能動性は、相手よりも先に行動を起こしたり働きかけをするといった性質を意味する言葉となっています。
対する積極性は、意欲的に物事を行おうとする気質を示す言葉として用いられているのです。