「ラム」と「マトン」の違いとは?分かりやすく解釈

「ラム」と「マトン」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「ラム」「マトン」の意味や違い、例文を分かりやすく説明していきます。

「ラム」とは?

「ラム」とは?

生後12か月で、永久門歯がないまだ乳離れしていない個体の肉を「ラム」と言い、肝臓や胸腺などほとんどの内臓器官を焼肉屋で食べられており、皮は鞄やジャケット、靴などの革製品に生まれ変わります。

キリスト教では子羊肉を食べており、イースターになると「ラム肉」を食べる習慣があります。

日本に輸入されている肉の多くはオーストラリア産で、生後10か月頃までの20kg前後の大きな個体がよく選ばれています。

近頃は低価格で買える中国産や、日本の半数以上が飼育されている北海道で放牧された羊の肉も人気があります。

「マトン」とは?

「マトン」とは?

生後1年以上から7年程度に成長してから去勢手術を受けており、永久門歯が2本以上生えている羊の肉が「マトン」です。

ニオイがあるので、肉はタレが付いたものを焼いて食べています。

元々は羊毛産業が盛んであった地域で肉を食べる習慣が根付き、ソーセージや火鍋、シシカマブなどにして食べられていました。

栄養価が高い「マトン」にはリン、カリウム、不飽和脂肪酸やL-カルニチン、オレイン酸を含むなど健康維持に最適です。

もも、うで、すね、ロースなどあますところなく食べられるのも魅力です。

「ラム」と「マトン」の違い

「ラム」と「マトン」の違い

「ラム」「マトン」の違いを、分かりやすく解説します。

生後12ヶ月までの羊の肉を「ラム」といい、肉質がやわらかいため切りやすく、調理しやすい特性を活かしてしゃぶしゃぶや煮込み、焼き肉、揚げ物など様々な料理に用いられています。

一方の「マトン」は生まれてから1年後の羊肉であり、赤みが強くなり、独特な匂いが増す理由です。

ニオイを消すため香草やニンニク、唐辛子、生姜、酒、醤油、カレー粉などいろいろ使い、子供もお年よりも食べやすいようにします。

弾力もあり、噛み応えがあるしっかりした肉の「マトン」は煮込み料理にも適しています。

「ラム」の例文

「ラム」の例文

・『独特な味を求めるフランス人はラムの強い匂いを楽しむ』
・『ラムショルダーは外脂肪が含まれている赤身が美味しいとしゃぶしゃぶにされている』
フランスでは高級食材として扱われている「ラム」の独特な匂いを楽しみますし、人気のラムショルダーは赤みに外脂肪が含まれているところを薄切りにして、お湯を通せば甘みが強く出て美味しくなるわけです。

「マトン」の例文

「マトン」の例文

・『パルミチン酸やステアリン酸も含むマトンは栄養が豊富』
・『宗教上牛肉や豚肉が食べられない国であっても羊肉のマトンなら食べられる』
様々な栄養をたっぷり含む「マトン」は様々な栄養を含む肉でもあり、美味しく食べながら人体にいい効果をもたらすために最適なものです。

食肉が禁止されている国であっても「マトン」は食べらており、焼いて食べたり、シチューにして食べています。

まとめ

まとめ

どちらも羊肉であり、その違いは生後どのくらい成長したかです。

「ラム」は生後1年ほどの若い羊の肉であり、クセが少なく、コクがあるのが特徴的ですが、「マトン」は独特のクセと匂いが楽しめる肉と覚えておくといいでしょう。