「お歳暮」と「お年賀」の違いとは?分かりやすく解釈

「お歳暮」と「お年賀」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「お歳暮」「お年賀」の違いを分かりやすく説明していきます。

「お歳暮」とは?

「お歳暮」とは?

年の終わりごろに、お世話になった人に贈り物をすること、またその贈り物です。

地域によって異なりますが、一般的には12月中に渡します。

何を渡すのかはさまざまです。

通信販売やデパートなどでは、これ専用のものが用意されています。

たとえば、お酒、菓子、カニ、ハム、ソーセージ、ジュース、調味料、洗剤などがあります。

贈ってはいけないものは、踏みつけるを連想させる靴やスリッパ、縁を切るを連想させる刃物などです。

また、花は贈ってはいけないわけではありませんが、縁起がよくないとされるものがあるので注意が必要です。

また、人によってはアレルギーを持っていたり、苦手なものがあったりするので、そういったものは調べておくことが大切です。

お礼を込めて贈るものなので、相手が喜ぶものを選ぶようにします。

何を贈ったらよいのかわからない場合、カタログギフトを選ぶのが無難です。

「お歳暮」の使い方

年の終わりごろにお世話になった人に贈り物をすることや、その贈り物を指して使用する言葉です。

年の終わり以外に贈ることや、その贈り物には使用しません。

「お年賀」とは?

「お年賀」とは?

年のはじめに、これからお世話になる気持ちを伝えるために贈り物をすることや、その贈り物のことです。

一般的には1月中に行われます。

直接手渡しをするのが望ましいです。

渡す際には言葉を添えます。

しかし、相手が留守であったり、遠方に住んでいたりする場合があります。

その場合は宅配で贈ります。

贈るものはさまざまで、たとえば菓子、調味料、お酒、海産物などが選ばれています。

お世話になる気持ちを伝えるためのものなので、相手が喜ぶことを考えて選びます。

食品の場合、相手がいつ食べるかわからないので、賞味期限が長いものが望ましいです。

相手が喜ばないもの、苦手なもの、アレルギーを持っているもの、縁起が悪いものは避けるようにします。

「お年賀」の使い方

年のはじめにお世話になる挨拶をするときに品物を贈ることやその贈り物を指して使用する言葉です。

年のはじめ以外に贈るものには使用しません。

「お歳暮」と「お年賀」の違い

「お歳暮」と「お年賀」の違い

贈り物をするという点が似ていますが、どんな目的なのか、いつ贈るのかという点に違いがあります。

前者は感謝を伝えることが目的で、12月ころに贈ります。

後者はお世話になる挨拶をすることが目的で、1月に贈ります。

「お歳暮」の例文

「お歳暮」の例文

・『今年もお歳暮が届いた』
・『お歳暮選びに苦労をする』
・『お歳暮の配達で忙しい』
・『お歳暮でいただいたカニをおいしく食べる』

「お年賀」の例文

「お年賀」の例文

・『お年賀を手渡す』
・『お年賀を受け取った』
・『お年賀の準備をする』
・『毎年お年賀を贈っている』

まとめ

まとめ

贈り物をするという点が似ていますが、何の目的で贈るのか、いつ贈るのかという点に違いがあります。