この記事では、「カツレツ」と「トンカツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「カツレツ」とは?
フランス料理のコートレットが発祥のパン粉を付けて揚げた料理で、コートレットにあるデミグラスソースをかける点や揚げるという工程がアレンジの強い点となっています。
もともとは仔牛を使った料理となっていましたが、現在では豚肉を使ったものがメインと言えます。
鶏カツレツ、牛カツレツなどの種類があり、肉以外ではエビカツレツがありますが、エビフライとは異なり、エビをすり身にした料理を指すことが多くなっています。
白身魚のカツレツなどもあり、応用範囲の広い料理です。
フライは揚げたもの全般を指すため、カツレツもフライの一種と呼ぶことが可能ですが、肉を上げたものをカツレツ、魚や野菜を揚げるとフライという区別の仕方も見られます。
カツレツ自体は揚げる料理ではなく約料理である点がポイントとされていましたが、現在は揚げる料理になっています。
「トンカツ」とは?
トンカツのトンは豚のことを指しており、カツはフランスのコートレットを発祥とするカツ料理を指します。
豚肉にパン粉の衣をつけて揚げた料理となっており、フライパンで調理が可能となっています。
厚切りの豚ロースをメインに使いますが、薄切りの肉を巻いてから揚げると言った調理法もあります。
ひき肉以外であればトンカツにすることは可能でしょう。
肉の厚さはトンカツの定義ではなく、2mm程度の薄いものであってもトンカツと名乗ること自体は可能です。
カツカレーのカツ部分やカツ丼のカツはトンカツであることが基本となっています。
トンカツは鶏唐揚げほどの店舗数ではありませんがいくつかチェーン店もあり、スーパーなどの惣菜コーナーで購入できることもあります。
「カツレツ」と「トンカツ」の違い
「カツレツ」と「トンカツ」の違いを、分かりやすく解説します。
カツレツはカツ料理の総称となっており、肉のカツが一般的ですが、エビのすり身や魚であってもカツレツと呼ぶケースがあります。
広い意味で言えばフライの一種がカツレツと呼ぶ事が可能です。
トンカツはカツレツの一種で豚肉を使っていることが必須条件となっており、牛肉であれば牛カツ、鶏肉であれば鶏カツとなります。
トンカツはカツレツを代表するものであるという見方が可能で、カツカレー、カツ丼のカツはトンカツとなっています。
トンカツ自体は一定の厚みがあるロース肉を使うことが一般的と言えます。
ひき肉をメインとしているメンチカツは豚ひき肉を使っていた場合であってもトンカツと呼ばれることはありません。
まとめ
カツレツの代表的な料理がトンカツではありますが、トンカツ以外のカツレツも種類自体はいくつかあります。
ただし、チェーン店としてトンカツを扱うような形でトンカツ以外のカツレツを扱う例はなく、トンカツのカツレツにおける地位の高さはかなりのものと言えるでしょう。