この記事では、「うずら豆」と「金時豆」の違いを分かりやすく説明していきます。
「うずら豆」とは?
円筒形の形をしており、表皮が赤褐色の地に赤紫の斑がある豆です。
模様がうずらの卵に似ていることから、この名で呼ばれるようになったといわれています。
うずらの卵は、一口大で食べられる卵で、うずらという鳥が産みます。
ゆでたものの殻をむいてパックや缶に入れられて売られているものだけしか見たことがない人は、わからないかもしれませんが、殻は白地に黒の斑が入っています。
「うずら豆」が本格的に日本で栽培されるようになったのは明治時代ころで、北海道で栽培されはじめました。
現在も北海道で栽培が続けられており、主な産地は十勝、上川、石狩地方です。
この豆は甘く煮て食べられることが多く、甘く煮たものがパックに入ってスーパーなどで売られています。
その他にもカレー、煮込み料理、肉料理の付け合わせなどにしてもおいしいです。
栄養素はタンパク質と食物繊維を多く含みます。
「うずら豆」の使い方
見た目がうずらの卵に似ている豆を指して使用する言葉です。
「金時豆」とは?
インゲンマメの栽培品種です。
楕円形で赤褐色をしています。
レッドキドニー、キドニービーンズとも呼ばれています。
主に北海道で栽培されています。
インゲンンマメには、つるを伸ばすものと、つるのないものがありますが、「金時豆」の一種の「大正金時」はつるがありません。
この豆は甘く煮て食べれることが多いです。
甘く煮たものをパックに詰めたものが、スーパーなどで売られています。
その他には、洋風の煮込み料理とよくあいます。
特にトマトを使って煮込み料理との相性がよいです。
豆を入れたパンには、この豆を甘く煮たものが使われます。
栄養素としてはタンパク質が豊富に含まれています。
食物繊維も多い食品です。
生では食べることができず、十分に加熱をしていないものを口にすると、嘔吐や下痢を生じることがあります。
「金時豆」の使い方
インゲンマメの栽培品種を指して使用する言葉です。
赤紫色をしているものを指します。
「うずら豆」と「金時豆」の違い
どちらもインゲンマメの栽培品種なのですが、同じものではありません。
「うずら豆」は斑が入っていることが特徴です。
「金時豆」は赤紫色をしています。
どちらも煮豆として食べられることが多いです。
栄養素はタンパク質と食物繊維が多いことが共通しています。
「うずら豆」の例文
・『乾燥のうずら豆を購入した』
・『うずら豆を甘く煮る』
・『うずら豆の甘煮を食べる』
・『お弁当にうずら豆を入れる』
「金時豆」の例文
・『金時豆をゆでる』
・『金時豆の入ったトマトスープ』
・『金時豆入りのパン』
・『毎日金時豆を食べています』
まとめ
インゲンマメの栽培品種という点では同じですが、品種が異なります。
見た目は大きく違い、一方は斑が入っており、もう一方は赤紫色をしています。