みなさんは「ミドルボイス」と「ヘッドボイス」という発声方法がどのようなものなのかご存知でしょうか?
そこでこの記事では、「ミドルボイス」と「ヘッドボイス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミドルボイス」とは?
「ミドルボイス」は別名「ミックスボイス」とも呼ばれており、チェストボイスである地声とファルセットである裏声がミックスしたような中間的の声のこと」を意味している発声方法を指しています。
この他にももう1つの解釈があり、「ミックスボイス」ではなく「中音域の声を鼻腔を上手く使って出すという発声方法」があります。
声には地声と裏声があるのですが、この「ミドルボイス」は胸からの地声や頭からの裏声に対して「鼻を中心に顔を響かせて出す」というイメージになるのです。
「ヘッドボイス」とは?
「ヘッドボイス」とは、「頭声(とうせい)」と呼ばれている「声を頭で響かせる発声法のこと」を指しています。
この「ヘッドボイス」は「高い音域の歌でも力強く芯のある声で歌うことができて声に張りが出て来ること」が特徴。
「ヘッドボイス」は「喉を開いて歌うために響きも良くて柔らかな高音が出せるためにオペラやクラシックなどでも使われる発声法」なのです。
「ヘッドボイス」をマスターすることで、「ミドルボイス」などのよりも発展した発声法をマスターすることができるようになってきます。
そのためにより歌唱力がアップしていくわけです。
「ミドルボイス」と「ヘッドボイス」の違い
では、ここで「ミドルボイス」と「ヘッドボイス」の違いを見て行きましょう。
どのような相違点が見られるでしょうか?「ミドルボイス」は「地声と裏声の中間的な声」という意味があり、「地声よりもきれいな高音を出しながら普通の裏声よりも力強い発声をする方法のこと」を指しています。
片や「ヘッドボイス」は「頭声」であり、「頭の上から声を出すような発生方法」です。
裏声は声が小さくて弱々しくなってしまうことが多くなってきますが、「ヘッドボイス」を習得することで、伸びのあるしっかりした裏声を出せるようになってきます。
「ミドルボイス」の例文
では、ここで「ミドルボイス」の例文を見て行きましょう。
どのような使い方が見られるでしょうか?
・『ミドルボイスは強い声を出すために横隔膜を支えなければなりませんので、横隔膜の辺りに軽く力を入れることで、おへその周りに力が入れて、この状態をキープして歌うのです』
・『ミドルボイスは声帯を締めて出した裏声を鼻腔を共鳴させて響かせた声なので、コツは声帯は締めて喉を開くことです』
「ヘッドボイス」の例文
次に「ヘッドボイス」の例文そ見て行きましょう。
・『ファルセットは息の量が多いために音量が小さくてソフトえ透明感のある声質が特徴ですが、ヘッドボイスは息がほとんど声となるため息漏れがないのです』
・『ヘッドボイスを出すためには、リラックスして裏声を出すよう意識してみることが大切ですが、ポイントは息漏れを少なくすることと声を頭に響かせるです』
まとめ
ここまで「ミドルボイス」と「ヘッドボイス」の違いを見てきました。
これらの発声法は歌う時に必要な方法なので、歌手でなくても習得しておきたい方法です。
