この記事では、「自縛霊」と「呪縛霊」の違いを分かりやすく説明していきます。
「自縛霊」とは?
一般的には「自縛霊」とはいいません。
自は自分のこと、縛はしばる、自由を奪う、霊は死者のたましいを意味する漢字です。
このことから考えると「自縛霊」は自分を縛っている死者の魂という意味になります。
死者の魂自信が自分を縛るのは意味がおかしいです。
「地縛霊」とはいいます。
この場合、死後にあの世と呼ばれるところにいかず、この世の土地や建物などから離れられずにいる霊のことです。
なぜ土地や建物などから離れられないのか理由はさまざまです。
たとえば、自分が死んだことに気がついていないからです。
死んだことに気がついていないため、生きていたころと同じような行動をしていることがあります。
戦死など、突然死を迎えた場合にこのようになります。
ある人やある場所などに恨みを持っている場合も、特定の場所に縛られてしまうことがあります。
また、自殺をして死を受け入れられない場合も「地縛霊」となることがあります。
死んだと認識することができずにいると、何度も自殺を繰り返します。
しかし、実際には死んでいるので、これ以上死ぬことはできません。
「自縛霊」の使い方
「自」ではなく「地」の漢字を使用することが一般的です。
「呪縛霊」とは?
映画のタイトルです。
1993年に香港で製作されています。
ジャンルはホラーに分類されます。
呪縛とは、まじないや心理的な強制によって、自由に動けなくすることです。
「霊」とつく場合は、まじないなどによって動けなくされている霊という意味になります。
生前にまじないをかけられていた場合、この状態になるかもしれません。
しかし、現代でそのようなまじないをかけられる人はごくまれでしょう。
まじないは解くことができます。
もしも霊にまじないがかけられたいたとしても、解く方法を知っていて、それができる人がいるのであれば、霊のまじないを解ける可能性があります。
死んだものに対してまじないをかけられるかは、はっきりしていません。
「呪縛霊」の使い方
映画のタイトルを指して使用する言葉です。
「自縛霊」と「呪縛霊」の違い
「自縛霊」とは一般的にはいわず、「地縛霊」と「地」の字を使用することが一般的です。
この場合、土地や建物などから離れられない霊を指します。
「呪縛霊」は映画のタイトルです。
土地などから離れられない霊ではありません。
「自縛霊」の例文
・『自縛霊を見た』
・『自縛霊をお祓いしてもらう』
・『自縛霊をなだめる』
・『自縛霊に怯える』
「呪縛霊」の例文
・『映画の呪縛霊を借りてくる』
・『呪縛霊を観賞し終わった』
・『呪縛霊のDVDを持っている』
・『呪縛霊の感想を聞く』
まとめ
どちらの言葉にも霊という漢字が使用されていますが意味は異なります。
一方はこの世から離れられない霊のこと、もう一方は映画のタイトルを指しています。