1年の始まりの頃に使われる言葉として、「年初め」や「年始め」があります。
この記事では、「年初め」と「年始め」の違いを分かりやすく説明していきます。
「年初め」とは?
「年初め」の「初め」は最初、または最初の頃と言う意味です。
なので、「年初め」は「年の初め」と言うことで、元日や正月を表す意味になります。
「年初め」を使った例文をいくつかご紹介します。
『私は毎年、年初めに1年の目標を立てています』、『年初めと言うことで、神社に初詣に出かけました』、『年初めに年賀状が届くと、お正月の気分がさらに盛り上がります』、『我が家では、毎年、年初めにおせち料理とお餅を食べます』、『私は年初めに毎年スキーに出かけます』「年初め」と似た意味を持つ言葉としては、「元旦」、「正月」、「年明け」、あるいは「新春」などが挙げられます。
「年始め」とは?
「年始め」の「始め」は、始まりや開始のことを表します。
なので、「年始め」は年の始まりと言う意味合いがあります。
「年始め」を用いた例文をいくつか挙げてみます。
『年始めと言うことで、今日は日頃お世話になっている方々への年始の挨拶回りに出かけます』、毎年、恒例となっている年始めのカルタ大会が今年も行われました』、『今日から仕事始めということで、社長が年始めの挨拶を行いました』、『新年を迎え、年始めを新たな気持ちでスタートすることができます』、『私は年始めに福袋を買うのが恒例となっています』「年始め」の類似語は、「年始」、「年頭」、あるいは「年の始め」などがあります。
「年初め」と「年始め」の違い
「年初め」と「年始め」の違いを、分かりやすく解説します。
「年初め」とは、「年の初め」で、元日や正月を表す意味として使われています。
一方、「年始め」は年の始まりのことを表しています。
どちらも「としはじめ」と読みますが、「初め」は最初と言う意味で、「始め」は開始の意味を含んでいる点が異なります。
まとめ
暦の上での新年は1月1日ですが、日本の新年度は4月1日で、年度末が翌年の3月31日になっています。
そのため、「年初め」や「年始め」の意味を広く捉えると、新年度として使われることもあります。
日本の正月は1月1日を元日として、そこから始まりますが、国によっては旧正月などを採用していて、日付もそれぞれ違いがあります。
また、新年度も海外では日本とは違い、2月や3月、または9月などの月からスタートします。
さらに日本では、政府や企業の会計年度と学校の新年度が同じ4月1日始まりです。
ですが、会計年度と学校の新年度が異なる国もあります。
日本では学校の新年度が4月始まりですが、海外では9月始まりの国が多いこともあり、その月の差の問題は今後も論点となっていくことでしょう。
新年や新年度の在り方は特に決まりがないため、それぞれの国によって違いがあるのも興味深いところです。
海外で生活する場合などは、各国によって新年や新年度が異なってくるので、その点はきちんと確認しておいた方が良いでしょう。