「入れ替え」と「入れ換え」の違いとは?分かりやすく解釈

「入れ替え」と「入れ換え」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「入れ替え」「入れ換え」の違いを分かりやすく説明していきます。

「入れ替え」とは?

「入れ替え」とは?

それまであった物や人などを出して、そこに別の物や人を入れることです。

それまであったものを一旦出すという行為が伴います。

そして、出したものと全く同じものをもう一度入れるのではなく、他のものを入れることを意味しています。

美術展のことで説明をします。

今美術展では春の花の絵画展が行われています。

ここでは、春をテーマにした花の絵画が10点展示されています。

春が過ぎたので、展示していたものを別のものにすることにしました。

まず、これまで飾っていた春の絵画10点を展示室から出します。

そして、今度は次に行う展示の作品を入れます。

こういった、何かを出して、他の何かを入れることを意味しています。

物質だけでなく、見えないものについても使われる言葉です。

たとえば、気持ちです。

これまでスポーツの試合でいい成績を出すことができず、落ち込んでいたとします。

いいプレーをしている人で落ち込んでいる人などいないでしょう。

いいプレーをするためには、気持ちを前向きに持って行くことが大切です。

そこで、この人は落ち込んでいた気持ちから、前向きな気持ちに持っていきました。

気持ちを他のものにしているのです。

「入れ替え」の使い方

それまであった物や人を出して、別の物や人を入れることに使用する言葉です。

出さずに何かを入れることや、出したものと同じものをもう一度入れることには使用しません。

「入れ換え」とは?

「入れ換え」とは?

それまであった物や人を出して、別の物や人と取りかえることです。

一旦出すという行為が行われます。

そして、別のものを入れます。

出したものと全く同じものを入れることではありません。

換気のことで説明をします。

窓を開けると、これまで室内に入っていた空気が外に出ていきます。

風船のように形を変えられるものなら、空気が出ていくだけで中には何も入ってこないでしょうが、部屋は形を変えることができないので、出ていったところに新しい空気が入ってきます。

これは、出ていった空気とは別のものです。

このように、何かを出して別のものと取りかえることを意味しています。

「入れ換え」の使い方

それまであった物や人を出して、別の物や人を入れることに使用をします。

一旦出すという行為が伴います。

「入れ替え」と「入れ換え」の違い

「入れ替え」と「入れ換え」の違い

どちらの言葉も同じ意味です。

「替」の漢字を使用した場合は別のものにかえる、「換」の漢字を使用した場合は物と物を取りかえるといった意味合いがあります。

「入れ替え」の例文

「入れ替え」の例文

・『素早く入れ替えをする』
・『製品を入れ替える』
・『家具の入れ替え』
・『入れ替えをしても気づいてもらえなかった』

「入れ換え」の例文

「入れ換え」の例文

・『水を入れ換える』
・『すべてを入れ換える』
・『入れ換えに時間がかかる』
・『協力をして入れ換える』

まとめ

まとめ

2つの言葉の意味は同じです。