「調査」と「検査」の違いとは?分かりやすく解釈

「調査」と「検査」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「調査」「検査」の違いを分かりやすく説明していきます。

「調査」とは?

「調査」とは?

ある事柄をはっきりさせるために調べることです。

物事の動きや実際の状況などについていう場合が多いです。

お雑煮は地域によって、使用する具材やだしなどに違いがあります。

しかし、具体的にどの地域がどんな具材を使用しているのかなどは、わかっていなかったとします。

実際の状況がはっきりしていない状態です。

この事柄をはっきりさせるために調べてみました。

全国各地の人にアンケートをとる、実際にその地域に行って話しを聞く、その地域の人にお雑煮を作ってもらうなどすることで調べられます。

この場合は、はっきりしていない事柄が地域によるお雑煮の具材などの違いで、これを調べています。

今度は結婚年齢のことで説明をします。

日本人は何歳で結婚するのかがはっきりしていなかったとします。

20代では何パーセント、30代では何パーセントなどがわかっていません。

そこで、それぞれの年代に質問表を送り、それに答えてもらいました。

実際の声を聞けば、実際にはどうなっているのかがわかります。

この場合は、はっきりしていない事柄が結婚年齢で、それをはっきりさせるために質問表を使ってはっきりさせようとしています。

「調査」の使い方

物事の動きや実際の状態などをはっきりさせるために調べることを指して使用します。

人間の体を調べることには使用しません。

「検査」とは?

「検査」とは?

ある基準をもとに、異常があるか・ないか、適切か・適切でないかなどを調べることです。

車はときどき調べてもらう必要があります。

車に異常があったら事故を起こす可能性があり危険です。

車に異常があるか、ないかを調べるためには、異常ではないという基準がなければなりません。

基準に適合していれば異常がない、適合していなければ異常だとわかります。

基準と照らし合わせてみて、ワイパーはどうだろうか、マフラーはどうだろうか、シートベルトに壊れているところはないだろうかなどを調べます。

こうすることで異常のある・なしがわかります。

このように、基準をもとにして異常などを調べることをこの言葉は意味しています。

「検査」の使い方

人間の体や車のようなものなど、さまざまなものに使用されています。

基準があり、それと比べてどうであるかを調べるときに使用する言葉です。

「調査」と「検査」の違い

「調査」と「検査」の違い

調べるという意味を持つ点が似ていますが、調べる目的が異なります。

前者ははっきりしていない事柄を明らかにするために行うものです。

後者は異常があるか・ないかなどを知るために行うものです。

「調査」の例文

「調査」の例文

・『調査結果を発表する』
・『調査に協力してもらう』

「検査」の例文

「検査」の例文

・『車を検査に出す』
・『検査の結果を待つ』

まとめ

まとめ

2つの言葉は調べるという意味を持つ点が似ていますが、わかっていないことをはっきりさせる目的が異なります。