この記事では、「諸刃の剣」と「ハイリスクハイリターン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「諸刃の剣」とは?
「諸刃の剣」(もろはのつるぎ)とは、相手に傷を与えると、自分も傷付いてしまう可能性があるという意味になる言葉です。
非常に便利だが、その分、危険も大きいといった解釈で用いられることもでき、一方的に利益やメリットになることはなく、相応のデメリットやリスクもあるという場合に使われます。
簡単な例と挙げると、1台の端末にあらゆる機能を集中させておくと、その端末だけで全てのことができてとても便利な反面、それが壊れた時には何もできなくなってしまうといったようなケースが「諸刃の剣」と呼ばれるシチュエーションになります。
「ハイリスクハイリターン」とは?
「ハイリスクハイリターン」は、危険も多いが、その分、リターンも大きく期待できるという場合の表現になります。
こちらの例としては、競馬の大穴狙いが分かりやすいでしょう。
そのような投票は滅多に当たることはない為、当たりさえすれば高額なリターンが期待できるものの、とてもリスクの高い投票と言うことができます。
確率で表現すると、この「ハイリスクハイリターン」は、確率は僅かに1/150だが、当たれば50倍だというくらいのことだと考えてください。
「諸刃の剣」と「ハイリスクハイリターン」の違い
「諸刃の剣」と「ハイリスクハイリターン」の違いを、分かりやすく解説します。
「諸刃の剣」は、メリットに相応するデメリットも存在するという意味になり、「ハイリスクハイリターン」は、大きな賭けになるようなことがその意味になります。
とても副作用が強いが、効き目も高いという医薬品を使うという治療は、「諸刃の剣」と表現できます。
もし成功できた時には大きな報酬が得られるものの、失敗すると二度と依頼がないかも知れないという大きな仕事を請けることは、「ハイリスクハイリターン」な行為になります。
まとめ
「諸刃の剣」と「ハイリスクハイリターン」は、このような違いになります。
似たニュアンスの表現ですが、メリットと同じ程度のデメリットが伴うという場合には、「諸刃の剣」となり、一種の賭けと表現できる時は、「ハイリスクハイリターン」と使うと覚えておきましょう。